ありがとう、サーナ。
サッカーで体はボロボロ。
腿の裏を肉離れしたようで内出血がひどい。
でも、明日は帰国。
撤収作業をしなければならない。
部屋を片付け、銀行を解約して、JICAに挨拶しに行き、そして職場に挨拶。
ささやかなパーティーを用意してくれるということで夕方職場に顔を出した。
そしたらみんな集まってくれていて俺のためにプレゼントを用意してくれていた。
メッセージカード。
オリジナルマグカップ。
キーホルダー。
花瓶。
ラガーシャツ。
そして、Tom&JerryのDVD。
うれしかった。
みんなでハランベーして買ってくれたんだって。
たったの6ヶ月しかいなかったし、仕事だって全部終わらせられなかった。
でも、みんなホントに良くしてくれた。
俺の仕事に感謝してくれた。
前回の2年と比べると俺は肩の力を抜くことができていた。
以前は"自分はエンジニア。ケニアを良くするためにやってきたんだ!"
って一人意気込んでいた。
だから、便利屋扱いされるのがすごく嫌で何度かケニア人ともケンカした。
それでも根気よく活動を続けてそれなりのシステムができあがった。
今回も前の職場の人と何回か会う機会があったけどみな口を揃えて
「コージが残してくれたものが役になってるよ」と言ってくれる。
それがとてもうれしい。
でも、ワイナイナを除いたほかのスタッフとの友好関係はあまり良いものではなかった。
それも仕方がないとは思っているけれど心残りではあった。
今回はどうだろうか?
同じようなシステム構築をやっていたわけだけどトレーニングをする時間はなかった。
今後それが使われるかどうかもわからない。
やってきたことはスタッフのお手伝いばかり。
ナクルの時にあれほど嫌がっていたことを俺はよろこんでやっていたんだ。
なぜ?
それは今回の職場の人が意欲的に仕事していたから。
俺が手伝うとホントに喜んでくれたから。感謝してくれたから。
そして、自分の技術力ではその職場のIT環境を改善することはできないとわかってたから。
6ヶ月で技術移転、人材育成なんてできないとわかってたから。
それと、一度日本に帰って俺はわかったんだ。
俺はケニアが、ケニア人がホントに大好きだってことを。
だから、何をしても楽しいし、うれしいんだ。
職場でケニア人とケンカしたことはおろか怒ったこともない。
いつも笑ってたと思う。
俺が笑ってればケニア人も絶対に笑ってくれる。
俺が淋しそうにしてればケニア人は絶対に心配してくれる。
みんなが「コージ、コージ」と声をかけてくれる。
エンジニアとしては今回の6ヶ月は失敗かもしれない。
でも、俺は協力隊だ。
彼らと共に仕事をして彼らの協力をすることが俺の仕事だ。
俺に教えられることなんて何もないさ。
それでいいんだ。
協力隊がいなけりゃ仕事が回らないなんて職場には協力隊を送ってはいけない。
協力隊はじきに帰るんだからね。
とにかく今は職場に、ケニアに、JICAに、日本に、家族に、友達に
アサンテサーナ。
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