意地悪なケニア人に家を追い出されて引越しをするはめになった。
ケニア人は良い人が多いけどもちろん嫌な人だっている。(当たり前だね)
その人はケニア人にしては本当に珍しいくらいに嫌な人でいろいろと意地悪をされた。
最初から出ていってくれと言えばまだこっちも気持ちがいい。
だけど、嘘に嘘を重ねられ、金も取られ、挙げ句の果てに家を追い出された。
ちょうど配属変更で駆け回ってるときで精神的にもコタエタ。
そして、広域研修で最高に忙しい時に引越しをするはめに。
(研修の前の日に荷物を引き払い、研修終了直後に引越し。。)
新しい家も同じ学校の敷地内にあって間取りも同じ。
(言い忘れてたけど俺は学校職員じゃないけど、とある学校の職員住宅の
使用人小屋に間借りしている)
だから、引越しっといっても特にインパクトがあるわけじゃないんだけど
途上国で家を探すということの大変さを思い知った。
「あそこ住んでいいから、ここ出てって」(そこに住んでいいっていうのは嘘)
「ここ住んでいいよ」(住めるように修理するのに半年はかかる)
「こんだけ払ってくれないとダメ」(法外な価格)
「詳しくは明日話そう」(もちろんドタキャン)
引越しを決めるのにどれほどの時間と労力を使ったことだろう。
協力隊の中では家をJICAが決めてくれる国もあるらしいがケニアは配属先が探すことになってる。
でも、配属先もいい加減なもんだからたいていは隊員が探すことに。
(JICAもいい加減だしね。。)
田舎だと外人が住むような家がほとんど無いから必然的に絞られて意外と楽。
都市の場合は本当に難しい。
不動産屋なんてないから自分で探さないとならない。
ケニア人にも金持ちはたくさんいるから良い物件はクチコミですぐに埋まってしまう。
だから良い物件は自分で探して決めないといけない。
なかには30万人ほどの都市の空き家を全て見て歩いた隊員がいる。
その間、ホテルぐらし。もちろん仕事もするから仕事の合間を縫って家探し。
一日30Kmは歩いていたらしい。
加えてケニアの場合治安の確保と予算の折り合いをつける必要もある。
(治安が守られている家は当然家賃も高い)
俺も大変だったけど、比較的安全な場所を確保できたからラッキーだったかな。
こんな経験はしなくていいのかも知れないけど、それで地元と
ネットワークができたり友達が増えたりする。
異国の地に住むということにおいて地元とのネットワークは本当に重要。
生死の問題にすらなりうる。
コミュニケーションのとりにくい都市部に住んでいることもあって今回の件で得たものは小さくない。
振り返ると、この時期はホントにしんどい時期で精神的にも肉体的にもきつくて
周りを見渡せる余裕が無かった。人を気遣う余裕が無かった。
取り返しのつかないことをしてしまったのもこの時期だった。
それで大切なものを失ってしまったのだけれど、俺はそれで強くなれた気がする。かな?


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