メシよりミュージックな街キタレ
エルゴン山を見にやってきたこのキタレという街で一泊することにした。
旧式のマタツ(乗り合いバス)で知り合ったやさしいお姉さんに宿を
教えてもらって空腹の腹を埋めようと街を散策する。
ナイロビ並みにでかいスーパーマーケットもありこれは食事も期待できるかな?
と思って街を歩くのだが、なぜか食事できるところがない。
しかたなく、PUBでニャマチョマ(ケニア式焼肉)を食べようということになり
PUBに入る。
「ハクナ ニャマチョマ」(ニャマチョマ売り切れ)
と言われ途方にくれた俺たちは仕方なくウガリと肉の切れ端を炒めたものを
5人で食べた。
もちろん空腹は満たされるはずもない。
みんな疲れが出始め、ホテルに帰って寝ると言う始末。
俺は決して眠れない。
なぜなら、このバー 生バンド演奏なんです。
ケニアの伝統楽器ニャチチとバンド構成でいわゆるリンガラと伝統音楽が
フュージョンされてかつエフェクターを使いまくったアンビエントな音楽が
バリバリに流れてる。
まだ時間は7時前だと言うのにみんなアホみたいに踊り狂ってる。
なんだ、なんだ、この街は。。
見渡すともう一つ生バンドのバーがあることに気づく。
食事する場所は一軒もないのに生バンドのバーが2軒もあるなんて。
なんだ、なんなんだ、この街は。。
ということでもう1軒をのぞいてみる事に。
"?"
おかしいだろ。とまず思う。
みな、バンドに背を向けて座っているんだ。
よく見ると、みなテレビのプレミアリーグ(イングランドのサッカー)に夢中でバンドの演奏は誰も聞いていない。
バンドの方を見てるのは俺たちだけ。。
音楽は悪くないのに。。
何だか気分が悪くなり、さっきの店に戻る。
酔っ払いに絡まれたり、10分おきに停電が起きて音楽が止まる。
それでも、ケニアで久しぶりに音楽と一緒になれた夜だった。
雨はいっこうに止まず、この2日間で一度もエルゴン山を見ることができなかった。
だけど、不思議な街キタレとEndevessは最高だった。
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