アバデアの滝にて
Aberdare国立公園に行ってきた。
動物はそんなに見られない国立公園だから観光客にはあまり人気がない。
でも、俺はあのあたりの景色がすごく好きでいつか行きたいと思っていたところ。
そこにはいくつか滝があると聞いていて滝好きの俺はけっこう期待していた。
イボイノシシやバッファローを横目にバスは竹林を越えて山を登っていく。
しだいに視界が広がり湿地帯が現れる。
そこは動物もほとんど見られないような高地だ。
標高3000mを超えるその湿地帯では川の流れと鳥の鳴き声が誰に聞かれるでもなく
静かに響き渡っていた。
そこから少し歩くと滝があった。
その滝は誰に見られるわけでもなく何千年も水を落とし続けていたにも関わらず
ずっと俺を待っていたかのように俺を受け入れてくれた。
川原でパンケーキを食べながら魚が気持ち良さそうに泳いでいるのを眺めてた。
ゆるやかに流れるその川がどこへ辿りつくのか考えながらパンケーキを食べていた。
数々のトラブルに見舞われた今回のアバデア旅行だったけどその全てが俺の何かに
訴えかけてきて「アバデアに来ることになっていたんだなぁ」と納得させる。
バスは壊れることになっていて
命がけでビールを買いに行くことになっていて
あるはずのないマタトゥもあの夜は走ることになっていたんだ。
どれだけビールを飲んでも酔っ払わないのも理由のないことじゃない。
川の水が滝から流れるのと同じように俺はアバデアに来たんだ。
流れるところに流れていけばいい。
俺はアバデアに来るために二度もケニアにやってきたんだと思えた夜。
アバデアではTuskerもいいけどGuinnessがいいね。
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