彼は決して疲れをみせないのだ。
ナクルに行ってきた。
今まで会いたくても会えてなかったデイダンに会った。
デイダンは俺がナクルを離れるちょっと前からPAシステムに大金をつぎ込んで
音響システムの提供業務をやっている。
それが今ではかなり軌道に乗っていて車も手に入れていた。
スピーカーの数もアンプの大きさもすごく増えていた。
8時ごろからデイダンと懐かしのTaidy'sで飲み始めていろんな話をする。
10時ごろにデイダンが仕事があるからコージも一緒に来い。とのことで
メリカホテルに行く。
そこで明日のイベントの準備を12時ごろまでする。
そしてTaidy'sに戻ってまた飲む。
聞くと今日も朝からずっと仕事をしていたらしい。
デイダンはビール片手にウトウトしている。
俺や他の友達が「デイダン、もう帰ろうか?」と聞くと「一緒に踊ろう!」と
立ち上がり踊り始める。
家に着いたのは4時ごろ。
そしてベッドに入るときに「俺、明日6時から仕事だから」などと言い、2時間後
彼はメリカホテルに向かっていった。
俺は昼前に起きて他の友達と一緒にICTエクスポに向かう。
するとデイダンがスピーカーとともに現れてICTエクスポのPAを設置し始める。
その後にメリカホテルに戻って撤収作業を終わらせてそのままゴルフクラブに行って
またPAを設置する。
そしてシャバブでご飯を食べながら
「明日はエルドレット。その次はナクルに戻って結婚式を二つ。そしてモンバサに行く。」
殺人的なスケジュールをこなしながらグチをこぼさないどころか疲れるそぶりも見せない。
確実に疲れてるはずなのに、そんな状況を楽しもうとしてるデイダン。
俺はまた一つケニア人のすごさを知り、自分の弱さを知り、よりケニアが好きになり、
強くなれた気がする。
俺はもう疲れたなんて言わないぜ。言えないぜ。
デイダンとケニアでビジネスするってのは悪くない話だな。
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