副大臣がナクルへやってきた。
日本から某省の副大臣さんがナクルにやってきた。
年度末になるとこうした意味のわからない訪問が増える。
JICA的にはこういう時に協力隊は使える接待のネタになる。
ということでナクルの隊員が副大臣との昼食会に参加することに。
場所はナクルで一、二を争う高級ホテル。
でも、しょせんはナクル。
サービスも味も大したことはない。
そこに大使やJICA所長、そして副大臣とそのお連れの方々が集まった。
副大臣もさすがそこまで上り詰めただけあって話術は巧みだった。
当たり触りなく、うまくその場をまとめていく能力は素晴らしいと思った。
でも、なかにはやはり心に響く言葉もあった。
"日本がここまで豊になったのもここ数十年の話なんです。
ちょっと豊になっただけで日本はあっというまにどこか
おかしくなってしまった。
私は途上国よりも日本の未来の方が心配です。
どうか、日本も途上国もその差はほとんどないということを
忘れないでください。"
と、だいたいこんなような内容。
常々自分もこういうことを考えていただけに拍手を送りたくなった。
援助してあげる。なんて傲慢な態度さ。
今の日本があるのも今の日本人が偉いわけでもなんでもない。
ご先祖さまが作り上げてくれた歴史とちょっとした好運が重なっただけのこと。
そして、自分が日本人として生まれてきたことだってただの偶然さ。
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