ケニアのエイズ対策レポート
ケニアのエイズ感染率は下がってきてた。
一時は13%と言われていたけど5%台まで落ちていると信じられていた。
だから、誇らしげにケニアのエイズ対策がうまくいっていることを国内外で公表していた。
でも保健情報の現場で働く身から言わせてもらうと"そのデータはどんだけ信用できるの?"
たとえ信頼できたとしても感染率が大幅に下がってるってことはそれだけ死んでるってことじゃないの?
でも、ケニアではなんとなくエイズは撲滅が近い病気だという雰囲気が漂っていた。
確かにこの2・3年でケニアのエイズに関する環境は激変したと思う。
国内には1000を超えるVCTがありARVもすべて無料で配布されている。
いたるところにICTマテリアルが目に付きコンドームもいたるところで無料で手に入る。
こんなタイミングで新しいエイズに関するデータが本日公表された。
Kenya Aids Indicate Survey (KAIS)と呼ばれるそのサーベイは今までとは比較に
ならないほどの資金と時間を投入して作ったデータ。
その公表がKICCと呼ばれるナイロビで一際目立つ国際会議場で行われた。
俺はそのデータ作成にはノータッチだったけれど設営や受付などを手伝った。
Prime Ministorをはじめとした大臣たち。
UNやCDCなどの超巨大NGOのダイレクターたち。
大勢のメディア。
そんななかで最新のケニアのエイズ感染率が公表された。
7.8%
前回のデータは6.7%(2003)
確かに前回のデータとはデータの取り方が違うから一概には比較できない。
今回のデータが完璧とも思えない。
ARVが広まってる結果だという人もいる。
個人的にはケニアのエイズ対策はそれなりに効果はあるのだとおもう。
だけどそれに追いつかないほどの病気なのだとおもう。
地方の貧しい場所にもVCTやARVクリニックもかなりの数ができているけど
そこまで行く交通費もない人。
そこに行く時間が取れない人。
まだまだ差別が根強い地域の人。
女性や若者など社会的地位の低い者の感染率の増加がエイズ対策を上回っているんだと思う。
今回のデータは本当にインパクトがあった。
翌日の新聞にも大きく取り上げられたし、メディアもケニアのエイズ対策の問題点を指摘している。
同僚に限らずケニア人も"ケニア人はエイズを忘れかけていた。。"と言っている。
このデータによりケニアのエイズ対策がもう一段階上のレベルに行くことを願う。
(下の写真は大臣たちに会えて興奮しているスタッフたち)
追記:
このデータ結果によりケニアの保健関係の人事が一掃されました。
わがNASCOPのダイレクターも更迭されました。
ケニアは本気になろうとしています。
1 コメント:
お久しぶり。ちょこちょこ遊びに来ています。今回エイズ対策の話題で思わず身を乗り出して読みました。
NASCOPのトップって、○ハメドさんが更迭されたのかな??
すっかり国際協力畑から、途上国のエイズ対策から離れている私ですが、ここの土地で途上国でなくても、HIV/AIDS対策がもっと必要なんだなぁ・・・とひしひしと感じています。でもやっぱり東アフリカに帰りたいけどね。
残りの任期、思いっきり満喫して仕事もがんばってね!
Hadija
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