Night Out
ナイロビでは夜遊びをほとんどしてない。
治安のこともあるけど遊び仲間がいないのが大きい。
同僚は酒を飲まない人が多い。飲む人もいるけど家が遠い。
近所はケニア人より中国人や日本人が多い。
このアパートでケニア人との交流はほぼゼロ。
アパートの外に出たら他人と会うこともない。
一人でふらりと顔を出せるような飲み屋もない。
勉強するには良い環境なんだけどやっぱり物足りない。。
そんな時めずらしく同僚のSteveが「今夜は遊びに行こう!」と誘ってきた。
カーニボアでルオーナイトがあるというので彼と二人で行ってきた。
その車中でSteveがポツリと言った。
「俺、彼女と別れたよ。女って何であんなにめんどくせーんだ?」
今夜はトコトンSteveに付きあおう!と覚悟を決めた。
カーニボアではルオーミュージックが鳴り響きみな楽しく踊っている。
ルオーの音楽はやっぱりいいねぇ。
だけど、Steveは黙って音楽を聴いている。酒も飲まずに。。
やっぱ彼女と別れたのが相当応えてるのかな?
遠慮して「帰ろうか?」って聞いたら「もう一軒行こう!」と言うので
今度はWest landに行ってきた。
そこは渋谷のクラブ街のようなところで街一帯がクラブだらけ。
Steveと俺が入ったのはResourusというところ。
そこにはナイロビ近郊の若者たちが出会いと音楽を求めて詰め掛ける。
売春婦ばかりの他のクラブとは違って純粋に音楽を楽しめる。
もちろん音楽と酒があれば若者は異性を求めて狂ったように踊り狂うのは
万国共通。
いたるところでケンカや酔いつぶれて眠ってるやからがいる。
DJもかなりレベルが高くて俺のテンションも否応なくあがる。
だけどSteve。相変わらずポツーンと突っ立ってる。
朝方帰る車中でSteveはこう言った。
「女ってのはわからんなぁ。」
Steve。俺も女はわからんよ。でも、突っ立ってるよりは踊ったほうが楽しいのは間違いねぇよ。
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