広域研修レポートその2 "個は全体を代表する"編
広域研修。予想通り何人かのカウンターパートが不満を吐き始めた。
そして、予想通り夜遊びに行く人が現れた。そして朝方帰ってくる。
遅刻する人もいれば、研修を休む人もでてきた。
俺らはそうとも知らずに本当に体調を崩していると思い病院の手配などで
駆け回っていたのだが、夕方になると元気そうに現れてまた夜の街に消えて
いったのを見て「勝手にしやがれ」と思った。
もちろん、まじめに研修に参加している人もたくさんいる。
ワイナイナもその一人。
そんなカウンターパートを連れてきた隊員はやはりご機嫌でどんどん関係も良くなっていく。
だけど、遊びまくって研修をさぼるようなカウンターパートを連れてきた隊員はどうだろう。
遅刻をして注意をすると
「アフリカでは名指しで注意するのは失礼だ!責任者呼べ!」と逆ギレする人もいる。
そんな彼らのために2年という時間を費やす隊員の気持ちを考えると悲しくなる。
広域研修の最大の効果はカウンターパートとの関係が深まることだと思う。
それはプラスとマイナスの効果がある。
“こいつと頑張ろう”と思える場合と
“こいつとは働きたくない”と思える場合。
いずれにしても任国で仕事をしているだけでは感じられない感情が湧いてくる。
それとどうつき合うかは彼ら次第だけど。
そして、もう一つ感じたこと。
どれだけ規模が小さかろうと、こうした国際会議では自分がその国を代表しているということ。
例えばタンザニアの人が研修をさぼったとする。
すると、そこの参加者は「タンザニア人はすぐさぼる民族性だ」と思ってしまう。
これはおそろしい。
何も会議に限ったことではない。
例えば俺がケニアでケニア人にだまされて、コンピューターを盗まれてその犯人を
殴りつけたとする。
それを見ていた人にはそんな事情は関係ない。
“日本人はケニア人を殴る民族だ”と思うのだ。
そんな恐ろしさを肌で感じることのできた広域研修でした。
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