2007-04-23

ハートにシュート "スポーツの可能性"編










しつこいようだが、サッカーのことをもう少し。

マチャコス男子更生院で活動する隊員の同僚の先生はとてもいい人だった。
日本人がたくさん来て子供たちとサッカーをしてくれると聞いて本当に喜んでいた。


"きてくれてありがとう!子供たちが本当に喜ぶよ!"

彼の表情を見ていればその気持ちが嘘ではないのはすぐに分かる。


1試合目が終わり、俺たちは疲れ果てていた。

そして誰もが "タバコ吸いて~" と思っていたときに
その先生が更生院を案内してくれた。

正直、ちょっとめんどくさかった。

それに俺たちはあるポリシーを持っていた。

"あくまでサッカーでの交流"


とにかく"良い事"が好きな協力隊。

"サッカーはできないけれど、俺/私は子供たちにこれをしてあげたい!"

って言い出す隊員が出てくるだろう。

それは悪いことではないけれど、俺たちはあくまでサッカーを通じた
コミュニケーションをしよう!

スポーツの素晴らしさに本当の意味で気づいてもらいたいから。


だけど、その先生の

"子供たちとお話をしてあげてください。
彼らは人に話を聞いてもらえるだけで嬉しいんです。
自分が同じ人間なんだと思えるからです。"

という提案に異論のある者はいなかった。

日本人一人ずつに数名の子供たちが集まって自由に話し合った。

俺は6人の子供たちと話し合った。
協力隊という肩書きはできるだけ捨てたかったのでくだらない話を選んだ。

女の子の話とか、嫌いな勉強の科目とか、施設抜け出したら何がしたいとか。。

1時間ほどの話では完全に打ち解けられなかったのかもしれないけど
彼らの美しいココロには本当にマイッタ。。

彼らはみな犯罪を犯した者や孤児、ストリートチルドレンだ。
みな俺なんかにはとうてい耐え切れないほどの辛い過去を持っているはず。
だけど、彼らは本当に純粋だった。

子供は社会を映す鏡だと思う。

だからこそ俺たち大人が子供の見本にならなきゃならないんだって
改めて強く思った。


"みんな日曜日は教会に行って何を祈るんだい?"

"みんなが平和に生きていけますようにって祈るんだよ。"

"嘘つくんじゃないよ。俺だったら金が欲しいって祈るね。"

"確かにそういう時もあるけど、平和の方が大事だと思うんだよ。"

"例えば何を祈るんだい?"

"ソマリアの平和や友達が高校に行けますようにとか。"


そんな話し合いを終えてもう一試合。

子供たちと打ち解けた後のサッカーは格段に楽しかった。

やっぱりスポーツはいい。

大人も子供も経験者も初心者も日本人もケニア人も犯罪者もストチルも
一つのボールを真剣に追いかけて仲間を助け、時に叱り、共に悔しみ、喜ぶ。

今後も続けていこうと思う。



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