2008-06-01

炎は香りとともに夜空を焦がす。



今週末は3連休。

ケニアの連休は稀少。お役所勤めの俺にとってはなおさら稀少な連休。

いくつかプランを考えてた。

プラン1:ナイロビのミュージックフェスティバルに行く

プラン2:ライノーチャージというサファリラリーを見に行く

プラン3:どこかの隊員のところに遊びに行く


プラン1はナイロビで毎年開催されている無料の音楽祭で東アフリカ最大とも言われている。
今年はBlack Ufuruがメインイベンター。知ってはいるがいまいち乗り気はしない。
しかも大きなスタジアムで開催されるそのイベントには車のない俺が行くのはちょっと大変そう。


プラン2は毎年ケニアのどっかで開催されているチャリティのサファリラリーで興味が
あったけれどどうやら開催地が当日まで公表されないらしく諦める。


で、プラン3。

やってきたのはツァボ東国立公園内で自動車整備隊員として活動している同期の隊員の家。

ナイロビのコンクリートジャングルを抜け、デコボコ道を抜けてバスは延々と東へと走り続ける。

アカシアの草原からバオバブの草原へと変わり始めてからしばらくすると草原の中に
突如現れる街が Voi と呼ばれるツァボ国立公園へのベースとなる街だ。

ツァボ国立公園は東と西を合わせると東アフリカ最大の国立公園でケニアの地図で見ると
その大きさに驚かされる。

彼の家は国立公園の中にあった。
庭からは見渡す限りの地平線を望むことができる。
すぐそこで象が草を食んでいた。





翌日の昼は公園内をゲームドライブした。

象、象、象。

広大なこの国立公園では動物たちと遭遇する確立も他の公園と比べると低い。

そこで出会えたのは象ばかり。
あとはシマウマとダチョウとゲルヌク。イボイノシシ。そして遠めにライオン。


ゲームドライブを終えて俺は我慢ができなくて焚き火を始めた。
公園の中にあるその家では夜の外出は動物の危険が高いので外出ができないのだ。
だけど、これだけの景色の中で家の中にいることがとても我慢できなかった。


そしてその焚き火はまさにパーフェクトなものになった。


満天の星空にミルキーウェイと流れ星。

適当に拾ってきた焚き木が香木だったらしく燃やせば燃やすほどなんとも言えない
香りが広がっていく。

近くに落ちてたバッファローの頭の骨が焚き火の灯りで浮き上がっている。

ボンドセブンを飲む。

カレーを食べているとヒヒがやってくる。

インパラが飛び跳ねている。


最高だ~。。


でも、あれだけいたインパラがピョンピョンと逃げていくのを見て一堂顔がこわばる。

"もしかして。。"

と誰もが思ったときあまり遠くは無いところでライオンの吠声が聞こえてきた。

"撤収したほうがいいのでは?"

という声もあがったが俺は "火があれば襲ってこないでしょ?" と言ってかまわず宴を続けた。


結局ライオンはやってこなかったけど何だか燃え盛る炎を見てるうちに何かが俺の
魂に入り込んだのか俺は気絶するように寝てしまった。


やっぱいいなぁ。ケニア。


写真は香木がワニのような形に燃え上がってバッファローの骨を照らし出しているところ。
このあとにこの気はお釈迦様の手のひらのようになり俺を包み込んでしまったのです。





新種の動物?



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