2007-03-09

アフリカの国々



キーゲン君と話すと必ずこの話題になる

「コージ。ケニアはダメな国だよ。」

「でも、お前の国だろ?もっとプライドを持ちなよ。」

「プライド?どうやったらこんな国にプライドをもてるんだい?
みんなケニア人に生まれたことを後悔してるんだぜ。」


全員がキーゲン君のようなことを言うわけじゃないけど、
少数の意見ではないと思う。

これじゃぁ、だめだ。。



なんて思うけど、アフリカってものを考えるとキーゲン君が言うことも
簡単には否定はできない。


サハラ砂漠によって遮断された大陸。
そして獰猛な巨大野生動物に支配された大陸。

農業したって収穫前にきっと全て象に食べられちゃうさ。
おっきい家を建てようったって工事してる間にライオンに食べられちゃうさ。


国家というものは富の集約と配分のシステムだと思う。
それにはまず誰かが富を得なければならない。

それによって食料調達という労働から解放された集団が生まれ、
彼らが国家というシステムを作り出し、科学や芸術を生み出す。

そして巨大な脳みそを持った人類はそれがビッグバンであるかのように飛躍的な進歩を見せる。
だけど国家を持たない国はいつまでたっても石器時代のまま。

結局アフリカにおいてヨーロッパ列強に支配されるまで国家を作り出せなかった。

※もちろん、植民地以前にもアフリカにもいろいろあったけど
ヨーロッパはもちろんアジアの国と比べても遅れてたのは間違いない。
価値観があまりにも違いすぎた。。


そして、アフリカは植民地として国家が作り上げられた。
勝手に引かれた国境。
勝手に作られた国家システム。
それはアフリカ人のためのものなんかじゃ決してない。

きっとアフリカの人たちは
"独立したらきっと夢の世界が待ってる"って思ったことと思う。

でも、実際に待っていたのは先進国が作り上げた世界的な弱肉強食のシステムだった。

圧倒的な差を持った状態で熾烈な競争を繰り広げる世界のシステムに追いつけるはずがない。
他の国が数千年もかけて作り上げてきたシステムを独立して50年もたたない国が作れるはずがない。

でも、未来はないのか?なんては思わない。
ちょっとずつちょっとずつ良くなってると思うんだ。

植民地時代を知らない世代が国家を担う時代がもうじき来る。
ケニアと言う国家に生まれて育った世代が国家を担う時代がもうじき来る。
ケニアで教育を受けた世代が国家を担う時代がもうじき来る。


時間はかかるかもしれないけれど、キーゲン君の子供や孫の世代は少なくとも
ケニア人として生まれて後悔しているなんて言葉を聞かずに住む国になっていてほしいと思う。




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