空き巣で見えたケニアという国
こないだ書いたとおり、晩飯食べずにバーで飲んでる生活をしばらくしていた。
"ケニアでは毎日同じ行動をしてはいけない"
それは生活パターンを知られると、犯罪に遭う確立が高くなるから。
今日もいつもの通りバーで飲んでいた。
今日の相手はモーゼス。
彼はまだ若いけどストリートチルドレンのための保護施設の
運営をしていて新しい施設が明日オープンするという。
その式典には俺も呼ばれていて彼とストリートチルドレンのため
にできることを語り合っていた。
「コージは毎日みんなに無視されながら生きている彼らのために何ができる?」
「・・・わかんない。だけど、俺にできることなんてあるのかな?」
「コージがやりたいと思ったことがコージの使命だよ」
彼は熱心なクリスチャンで、神の話をよくする。
こういう人はたくさんいるんだけど彼の場合は少し度を越えている
というか何というか、とにかくケニア人からもちょっとうっとおしがられている。
だから、俺が彼と一緒に飲んでいると
「あいつ、お前に迷惑かけてないか?」なんて言われたりもする。
確かに彼が言っていることは少しうっとおしい。
だけど、今の俺には彼の言葉がすごく試されているように思えるんだ。
"本当にお前には人を愛し抜く勇気があるのか?"
とにかく、俺は彼のことを信じてみようと思ってるし彼の施設の子どものために
できることをしてみようと思ってる。
そんなこんなで今夜も気持ちよく酔っ払って家に戻った。
”???”
何か違う。
あるべきものがない。何がない?
パソコンがない。。
無いはず無い。
ドアには鍵がかかってたし、確実にここに置いたんだから。。。
”???”
なんだ、このガラスの破片は?
やられた。。。
モーゼスに電話した。
「やられちゃった。。」
「どうした?」
「空巣に入られてパソコン盗まれちゃったよ。」
「今すぐいくから、待ってろ」
結局モーゼスは明日式典で忙しいのにも関わらず警察にまでつき合ってくれて
最後にまたバーで一杯つき合ってくれた。
そこにいたケニア人が俺の話を聞いて同情してくれたのか、俺を慰めようとしたのか
”私の犯罪被害自慢大会”が始まった。
「俺は携帯電話7個めだぜ!」
「俺なんて強盗にあって全て盗られたんだ。トイレットペーパーまでもってかれたんだぜ!」
「俺は、車を盗まれた。俺の職業しってるか?タクシー運転手だよ。しかも3回盗まれたんだぜ。」
そんな話が延々と続く。
なんて国なんだ。
そんなことよりモーゼス。明日早いのにつき合ってくれてありがとう。
俺にできることを考えてみるよ。
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