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2007-09-30

ハクナマタトゥ

今日はワイナイナの家に遊びに行った。

家ではワイナイナはお父さんだった。

ワイナイナと奥さんと子供が2人。それと妹の子供が4人。そしてネコ。

奥さんの耳を気にしてるのか父親の威厳を意識してるのかワイナイナは
政治の話とか仕事の話とかしていて退屈。

そんな俺の態度を感じたのかワイナイナは

「ちょっと外へ散歩しに行こう」と言った。

行き先はやっぱりPub。

家を出て酒を飲み始めるといつものワイナイナに戻る。

同僚の悪口。女の話。キクユ人の自慢話。

いっつも一緒にいるのに彼と話しているとホントに面白くて笑いが止まらない。

気がつくと暗くなってきた。

ワイナイナの家はタウンからけっこう離れてるので家に帰るのを気にして
「そろそろ、帰るよ。」と言ったら「もう1本飲もう。」と言われた。

「何時までマタトゥ走ってるの?」

「9時までは走ってるさ。」

「そっか。じゃぁもう一本だけね。」


ということで8時30になったころに帰ろうとしてマタトゥステージへ。

ぜんぜんマタトゥが走ってない。。

「ねぇ、今日は日曜だけどホントに俺は帰れるの?」

「あ。。日曜か。。でもマタトゥはある。もう少し待とう」

と言って1時間が経過。

まってる間もどうしようもないような話をしているうちに

「コージ。今夜は泊まっていけ。」

ってことに。

仕事のある日は家に泊まりたいタイプなんだけど帰れないんだから仕方ない。

しっかりしてくれよな。ワイナイナ。


でも、満天の星空が見えたからいいか。




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2007-09-29

クレーターで野球しよう!




映画好きな同期がかねてから言っていた俺たちの協力隊記念映画の撮影が
ようやく行われた。

ホントはみんなでモンバサに行って撮影する予定だったんだけど
みんなの予定が合わなくて距離的に中間に位置するナクルで撮影が
行われた。

メネンガイクレーターという巨大な火口で野球をするという設定。

で、朝からみんなでお弁当持って俺の家からピクニック。

そこは本当にきれいなところ。

リフトバレーを見下ろせる。
フラミンゴでピンクに染まったナクル湖を見下ろせる。

天気も良くて最高にきれい。

クレーターまで俺の家から徒歩で4時間ほど。

途中ですっごくきれいなところがあってそこでお弁当を広げる。
あんまりきれいなんで「ここで映画撮ろうよ」って誰かが言い出した。

誰も文句のある人はいなくて俺たちは
でっかい空とでっかいリフトバレーとナクル湖を見下ろす原っぱで
牛とロバに見られながら野球をしたんだ。



誰もストーリーとか理解してないんだけどそいつを信用してるから
きっといいものができると思って撮影したんだ。

いっぱい笑いながら、真剣に映画を撮ったんだ。

出来上がりが楽しみだな。







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2007-09-25

Shopping in Nairobi




ワイナイナとナイロビへ。

お買い物をするために。ナイロビへ。


オフィスのコンピュータがウィルスにやられてしまった。
その対処のためにいくつかモノが必要になったから。
その他にもいくつかコンピュータの備品が必要だったから。

もちろんすべてはナクルで入手可能。

ナクルのたいていのコンピュータショップはガラクタみたいな物を
売ってるんだけど1つだけ信用できるショップがある。

そこで買えば問題ないんだけどある問題がそうさせない。

去年、俺がアンチウィルス(ネットワーク版20ライセンス)を購入しようと
提案してお金が下りてその店から買おうと思ってたらとある同僚に
裏切られてそのお金は海賊版のアンチウィルス1ライセンスに化けた。

その製品はネットワーク版じゃないし、サーバーにはインストールできない。

10万円の予算が5000円の商品になってしまった。

もちろんそいつはその信用できるショップじゃなくて知り合いのガラクタ屋
から購入して9万5000円ほどがあいつの懐に消えた。

この時は気づかなかったんだけどその信頼できるショップからすると
この時彼らも騙されたことになる。

俺が10万円の商品を買うといって用意してくれてたのにそのクソ同僚は
そこでは買わなかった。

俺がきちんとフォローしてれば良かったんだけどね。。

彼らにしてみればもう俺たちは良い客ではなくなった。

だから、今回いろいろと買おうと見積もりをお願いしたんだけど
ぜんぜん見積もりが出てこない。

メールも返信無い。電話も出ない。出ても「明日ね。」と言われる。

そんなこんなで俺はナイロビまで行かなければならなくなったのだ。


ナイロビでは何でも手に入る。
競合者も多いから値段も安くなる。

そして浮いたお金はワイナイナの懐へ・・・。

もう、俺は何も言わない。

こうしたことは日本でもある。
隊員だって交通費上乗せしたり損害保険を虚偽申請したりしてる人もいる。

でも、気づいてほしいのはそうやって自分の首を絞めているってこと。

誰かが不正をすれば誰かが不正を取り締まろうとする。
そうして無駄な手続きや無駄な仕事が増えるんだ。

日帰りでマタトゥ300km移動。
帰りは遅くなっちゃって怖かった。

もうこんなの嫌だよ。

でも、帰り道の夕焼けに染まったロンゴノットがきれいだったからいいや。





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2007-09-23

涙もろいのは歳のせい?




俺のバイブルとなりつつある漫画 

『同じ月を見ている』

読むたびに泣いてる。むせび泣いている。

でも、さすがに何度も読んでると涙も出てこなくなりそうで
しばらく読んでなかった。

というか忘れてた。

そういう時は読む時じゃないんだと思う。

で、今日どういうわけか読みたくなって読んでみてやっぱり泣いた。

どうしてこんなに涙が出るのか分からないくらい泣いた。

俺はそんなに本や映画で泣くほうじゃないんだけどね。



その後友達から借りた『ホテルルワンダ』を見た。

前から見たかったんだけどなんとなく巡り合えなくて
今回ようやく巡り合えた。

あんまり期待はしてなかった。

実際に内容はそれほど素晴らしいとも思えなかった。

何でルワンダでみんな英語しゃべってんだろ?っても思った。

だけどやっぱり涙が止まらなかった。

それは同月で涙腺が弱まってしまったからかもしれないけれど
やっぱり単純に家族や仲間がバラバラになるってことの悲しさが
俺の中で強く感じるようになったようにも思える。

これって歳をとったってことなのかもしれないけど、
こういう感情を積むことができるのなら歳を取ることは悪いことではないね。


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2007-09-21

先輩として、人として

新しくナクルにきた隊員がこう言う。

「わたし、日本に帰りたい。。」


来たばっかりじゃないか!
そのうち、楽しくなるよ!

なんて思うけど気になることがある。

実は以前も同じ街に隊員がいた。

俺より3ヶ月ほど後に来たその隊員は3ヶ月くらいで
ホントに日本に帰っちゃった。

理由はいろいろあって深刻な問題も抱えていたらしい。

だから、俺がどうこうしたからって彼女の帰国を止めることは
できなかったのかもしれないけど今でも気になってる。

俺がもう少し彼女の気持ちを聞いてあげていたら。。。

あの時は俺も来たばっかりで人のことまで面倒見てられなかった。
でも、話くらいは聞いてあげられたんじゃないだろうか。。

そんな思いをずっと引きずっていた。


そして新しい隊員の悩みを聞いていて思う。

悩み自体は協力隊員なら誰でも抱くような悩み。
だけど、それを伝えられる人。理解してくれる人がいるかどうかなんだ。

俺はやっぱり恵まれていたんだな。って。
同じ街に同期隊員が二人もいたし近所には他にも日本人が住んでいたり。

もちろん完全に理解してくれる人なんていやしないんだけど、
悩みなんてのは人に話してしまえばたいていは解決してるもんで、
本人が解決できないような悩みは俺には解決できないわけで、
それでも俺にできることも何かはあったりするわけだ。


引っ込み思案なくせに気の強いその新隊員。

俺ももうすぐ帰っちゃうけれど何とかその隊員がケニアで
いい時間をすごせるような手助けをしたいと思う。

とりあえずあまり酒を飲まないその隊員とゲロ吐くまで一緒に
飲んでみようと思う。


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2007-09-20

クソ野郎ども

ケニアのコンピュータはウィルスによって壊滅の危機に直面している。


"コージ。私のコンピュータの調子がおかしいんだけど見てくれる?"

"うーん。これはウィルスに感染してるね。"

"じゃぁ、直してよ。"

"あんたも保健局のオフィサーならわかると思うけど一度感染したら
直せないウィルスもあるんだよ。HIVみたいにね。"

"え!そうなの?じゃぁ、どうすればいいの?"

"とりあえずこのコンピュータは使わないで。他のコンピュータに感染しちゃうから。"

"わかったわ"


って言って職場を1週間留守にして帰ってきたら職場のほとんどの
コンピュータが感染してた。

これはやばいと思ってネットワークも落としてみんなに注意を促した。

でも、次々に感染していく。

よく見てみるとみんな平気で感染したコンピュータやUSBを使いまくってる。

"おい!感染するから使うなって言っただろ!"

"でも、この仕事しろって言われたんだもん。
ところでコージ。このコンピュータちょっとおかしいんだけど、見てくれない?"

"だから、そのコンピュータは感染してるんだって!"

"え!そうなの?じゃぁ、どうしましょう。"

"だから、このコンピュータは使わないで。他のコンピュータに感染しちゃうから。"

"わかったわ。"

と言った直後にUSBを刺している。


・・・俺の説明が悪いのか?ワイナイナ?


"あいつらは無能だ。"



せっかく俺とワイナイナが作り上げたシステムもすべて感染してしまって
トレーニングも途中で中断。

とにかく、アンチウィルスを手に入れなければならない。

必死の提案でようやく購入の許可が出た。

でも、思い出すのは去年の悪夢。

同じ状況でアンチウィルスを買おうとしたらだれかがその金を不正に使ってしまった。

だいたい犯人はわかってる。

そいつに任せてるとまたお金がなくなるから、ずーっと目を光らせているんだけど、
そいつは俺の目が離れるまで処理を進めないつもりのようだ。

"いつ、金が用意できる?"

"今、忙しいんだ。明日には用意できる。"

そしたら次の日そいつ "犬に噛まれた" と言って仕事を休んだ。。

どうなってんだこのオフィスは?ワイナイナ?


"あいつらは無能だ。"


うぉーーーーーーーーーーーー!俺はもう少しで日本に帰るんだぞ!

犬に噛まれたっていう嘘のせいで俺は計画半ばで帰国するのか!

ワイナイナは俺が帰ったら職場を変えるって本気で言ってる。

そのほうがいい。

彼がここにいたら間違いなく誰かを殺してしまう。

俺の最後の仕事はワイナイナの新しい仕事先を探すことだ。



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2007-09-18

俺はケニア人ではない。

この頃はワイナイナとずーと一緒にいてどうでもいいことばっかり話してる。

だいたい他の同僚の悪口。

それに刺激されたってわけじゃないだろうけどワイナイナもどんどん過激に
なってきてる。

"このオフィスは最低だ。無能なやつらばかりだ。"

それは事実。

だけど、ある日。

ワイナイナが内ポケットの包みを取り出してこう言った。

"コージ。これが何かわかるか?そう。ナイフだよ。俺はこれでルトーを殺すんだ"


ことの経緯はこうだ。



ルトーというスタッフはかなり高位のスタッフで陽気なおっさんなんだけど
たちの悪いジョークを言う。

部族的で政治的なジョークを。

そして彼はワイナイナを何度か侮辱したのだ。

"ヘイ、ムンギキ(キクユ人のギャング集団)!キバキによろしく言っといてくれよ"

ムンギキ:キクユ人のギャング集団
キバキ:ケニアの大統領(キクユ人)


ワイナイナは憤慨しながら"俺は本気だよ。殺すんだよ。"と言っている。

でも、彼はいわゆる野蛮な人間ではない。
彼はオフィスのトップに忠告した。

"これ以上ルトーが俺を侮辱するようなら俺には用意がある" と。


ワイナイナはキクユ族のプライドとしてルトーを殺すというのだ。

笑ってはいるけどケニア人なら、ワイナイナならやりかねない。

俺も必死で止めようとした。ルトーにも忠告した。

そしたらワイナイナはこう言った。

"わかったよ。殺しはしない。
でも、あいつがもしこれ以上俺を侮辱するようだったら
俺はあいつをナイフで切りつける。
一生消えないキクユ人に切りつけられた傷を残してやる。"

"でも、警察に捕まるよ。それかカレンジンに復讐されるかもよ。
家族が悲しむだろ。"

"そんなのは関係ないんだ。キクユ人のプライドのほうが大切なんだ。"

"俺はいやだよ。そんなこと。"

"コージ。ここはケニアなんだよ。"

"・・・俺はケニア人じゃないけどワイナイナの友達として言ってるんだよ。"

"・・・、ルトー次第さ・・・。"

結局、トップの仲介もあってワイナイナがナイフを使うようなことは
今のところ起きていない。

でも、いまだにワイナイナはナイフを持ち歩いている。。

俺には、日本人には止められない。
でも、ワイナイナが何かを感じてくれることを祈っている。
そして、いつものようにワイナイナがナイフのことを忘れてしまうことを
期待している。

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2007-09-15

骨は捨てないでね!ライオンが来るから。

オーストラリア人のベンが引越しをするというので引越しパーティー!

ナショナルパークに隣接するその新しいベンの家は巨大な一軒家。

塀を越えるとそこにはライオンがいる。

そんなところでiPodを巨大なスピーカーシステムにつないで
大音量で音楽を流してバーベキューしながら酒を飲んで踊る。

今回は金持ちケニア人10名くらいとオーストラリア人が5名、イギリス人が1名
そして日本人が俺1名。

みんな面白い奴ばっか。

みんなカップルで来てたので俺はちょっと淋しい。。

「ところで、ベン。お前は何の仕事をしてるんだい?」

「親の牧場経営を手伝ってるんだよね。
ナロックとナイバシャとンジョロに牧場があるから住むには
ナクルがベストなんだよね。」

ベンはレガシーとフォレスターとBMWを乗り回してる。

ベンの妹はジミー(ケニア人)と付き合っててジミーはBMWをもらったってさ。

ベンの彼女はとっても美人。




ベンよぉ。

お前はいい生活してるよ。

十分な金。
いい家。
いい車。
いい女。
そして、いい仲間。

俺がケニア人だったら外国人が自分の国の土地を奪って金儲けしてたら
絶対友達になんかならないけどな。

そこがケニア人の良いところというか悪いところというか。。

とにかく、こういう人生ってのもあるんだねぇ。。



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2007-09-14

ラグビーのワールドカップが見たい。

今日は予選の目玉、イングランド-南アフリカ戦。

地上波では放送されないのでタウンのClubまで行く必要がある。

試合開始時間はケニア時間の22:00。遅ーよ。

どうしようかなぁって思ってたらデイダンから電話がかかってきて

「今夜遊びにいこーぜ」

ナイスタイミング!

でも、デイダンはラグビーにまったく興味がないようで最近新しくできた
彼女とずーっと踊ってる。

俺はデイダンを置いて上のフロアーでラグビーを見てた。

で、また新しい友達ができる。


そういえば、デイダンと出会ったのも去年のサッカーのワールドカップのとき。
そう、おなじこのClubで。

これくらいの規模の街っていいなぁ。

友達が増えるたびにケニアを去る淋しさが増す今日この頃。


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2007-09-10

旅行の代償

1週間職場を留守にした。
JICAに呼び出されたついでにちょっと旅行に行ってみたから。


この役所で1週間留守にするのは1ヶ月職場を離れるのと等しい。

仕事のスピードが速いというのではない。

予想もできないような仕事の変化が瞬時に起こるから、
その現場にいないと全く真相が藪の中になってしまうからだ。

何も起こらないときは何も起こらないので今回はそれを期待はしていた。

ここのところいい流れで仕事を進めてこれていたし、ワイナイナに
託した仕事は確実にやってくれると思ってた。

ここのところ仕事ばかりだったから良い息抜きにもなるかな。くらいに考えてた。

でも、やっぱりここはケニアだった。



ワイナイナは与えられた仕事を全くしていなかった。
理由を聞こうにもワイナイナはディストリクトに出張に行ってしまっていた。

俺がいる間はワイナイナは俺と仕事をするというボスの文書を取り付けていたのにも
かかわらず、彼は一週間オフィスを留守にしてしまう。

ワイナイナが悪いわけではない。

本来ならケルーニョが行くはずなんだけど、今やもうケルーニョは俺からも
ワイナイナからもそして他の誰からも相手にされていない。

ケルーニョも開き直っちゃったのか最近は子供のように俺たちの仕事の邪魔をする。
見ていて哀れになるほどだ。

そんなだから他のスタッフが俺のいない隙を狙ってワイナイナを
連れ出してしまったのだ。。

彼らの気持ちも良くわかる。

ケルーニョよりワイナイナのほうがいい仕事ができるから。

だけど、俺はあと2ヶ月しかケニアにいないんだよ!
やることはまだまだあるのに~。

あぁ、この2週間のロスは大きい。

やっぱり職場を留守にはできない。。

行きたいとこ、やりたいこと、まだまだたくさんあるのになぁ。。




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2007-09-09

ケニアの日常

何もしてなくても何かが起こる。
それがケニアでの生活。

ある日の一日。

とんでもなくデカイ雹が降った。
ゴルフボールよりは小さかったけど戦場のような音とともに
荒れ狂ったように雹が降り続いた。。


そして、オフィスに雷が落ちた。
マジで一瞬俺とワイナイナがガイコツになったのが見えた。。


その後、大きな虹を見ながら家に帰ると近所の家が火事で燃えてた。。


消防車が来たらしいんだけどポンプが壊れてて結局タライをリレーして消火したらしい。。
野次馬に行ったらルオー族のおっさんがルオー語をひたすら教えてくれた。。

「ありがとうはエロカマーノだぜ。」

「さよならはオリーティさ。」

今、目の前で家が燃えてるときになぜこの人は俺にルオー語を教えてるんだろう???


眠った後だって何かが起こる。


物音で目を覚ました。

外を覗くと男が二人俺の家のすぐ裏に立っている。
時計を見ると午前2時。

It's 強盗タイム。

「とうとう来やがったか。。」

俺はどうしたらいいか必死に考えた。

サイレンを鳴らすべきか?
ガードマンに知らせるべきか?

いや、まだ彼らは様子をうかがってるだけだ。
下手に刺激しないようにすべきだ。

部屋の電気を点けてみようか?
携帯を鳴らしてみようか?

俺はセキュリティ会社に繋がっているアラームボタンに
指を当てながら心臓バクバクさせて様子を見守っていた。

すると、彼らが動き出した。

なにやら鎌のようなものであたりを刈り取り始める。

あぁ、命だけは勘弁してください。。と思ったとき彼らはそのまま帰っていった。

ガードマンに聞いてみたら

「あぁ、彼らはサトウキビを出荷しに行ったよ。」


明日は何が起こるんだろう?

毎日がワクワクです。


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2007-09-08

ハートにシュート 不完全燃焼・・・




ハートにシュート第4弾。
ってことでナイロビから500kmは離れているカカメガという街にやってきた。

移動だけでかなりバテテしまったけれど、グランドは全面芝で平地。
相手も今までとは違って本格的。
何かのケニア代表選手もいるらしい。

新しいユニフォームも用意して俺たちもやる気満々。

で、開始5分で首を痛めて退場。

どうやら日ごろの運動不足と長距離の悪路移動により首がおかしなことに
なっちまった様子。

試合もいいところまで行ったけど結局6-4で負け。

超不完全燃焼。。


しょうがないから夜はメチャメチャ飲んでやったよ。
久しぶりにメチャメチャ飲んでやったね。

何しにこんなとこまで来たんだろう。。

楽しかったからいいや。




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2007-09-06

おおきいみずうみ




ナクルから西へ。マタツに揺られること7時間。
やってきました。ここはケニアの西の果てのボンド。

今月帰国する隊員に会いに。
ヴィクトリア湖を見に。
そして、ケニアのウィスキーBond7をボンドで飲むために。


ボンドはケニアでも最貧困地域のひとつ。
エイズ感染率もかなり高い。

以前そこを訪れた隊員によると

「そこらじゅうから結核の咳の音が聞こえてきた」

という土地。


行ってみると、何てことないどこにでもあるようなケニア。

ルオー族の土地で陽気なルオー人だからどこ行ってもお祭り騒ぎかと
思ってたけどみんなすごくシャイで全然話しかけてこないし、俺が
話しかけると恥ずかしそうに隠れて行く。

そんなに暑くもないし、いいところだなぁって思ったのもつかの間
衝撃の事実を知る。


ボンドからヴィクトリア湖は見えない!!



ちょっと内陸に位置するボンドからはヴィクトリア湖は全く見えない。

ということで、隣の町にあるウセンゲビーチに行くことに。
彼女が言うにはウセンゲもあんまり見晴らしが良くないのでホントに見たいなら
そっからさらに奥に行く必要があるらしい。。

まぁ、見れなくてもいいかぁと思いながらウセンゲに超満員のマタトゥで行ってみた。

うーん。確かにレイクはあまり見えない。

だけど、気になる丘があったので登ってみようということに。

暇そうなケニア人にガイドをお願いして登ること小一時間。


アィ!

世界で2番目にでかい湖はまぎれもなく海だった。

はるか先の先まで続く湖。
ワニやカバがいるって言うけど、鯨だっていそうだ。

ティラピアも美味しかったなぁ。

アフリカはやっぱデカイね。










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2007-09-04

青年海外協力隊って必要なの?

コンピュータ分科会の2大柱のひとつである勉強会を実施した。


今回のテーマはより良いコンピュータ隊員の要請をつくるには?


調整員と一緒に過去と現在の要請内容と隊員の実際の活動内容を
照らし合わせるケーススタディを行った。

いろいろと新しい気づきなんかもあって "やって良かったな" とは思う。

でも、予想はしていたことだけどホントにJICAの要請ってあの紙1枚だけ
だってことに驚いた。


もちろん調整員は紙以外にもいろいろと調査をしているわけだけど、
あの紙だけで隊員は応募してJICA本部は隊員の適正を決めるということに
改めて驚かされる。

一度、イギリス版協力隊の要請書を見たことがあるけど何十枚からなる書類だった。

イギリスがすごいというより紙一枚でやってるJICAの方がすごいって逆に思っちゃう。

要請を開拓する調整員たちもJICAの正職員じゃなくて2~3年の契約。

この組織体制では俺たちがどれだけやっても協力隊は変わらないよなぁ。

まぁ、協力隊は協力隊なんだね。

40年以上も同じことやってるんだからね。意味はあるんだろう。




"富士に登らぬバカと富士に二度登るバカ"


協力隊は素晴らしい。が、二度やってはならぬ。



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2007-09-03

擬似カージャック体験




JICAの安全対策会議ということで全員ナイロビに集合。

久しぶりに同期と集まって帰路変更のことや帰国後のことなんかを話したり。
あぁ、ケニアにもう住めなくなっちゃうのかぁ。。


で、本番の安全対策だけど午前中は大統領選挙に向けての対応の説明を受ける。

緊急時の連絡手段や避難経路などを地域ごとに話し合うという実践的なもの
だったんだけど途中で時間無くなって最後は結局どうなったのか??

まぁ、俺は選挙前に帰るんからいいんだけどさ。


で、午後は安全対策訓練。ってことで実弾射撃の実演とかカージャック時の
対処法などの説明を受ける。


講師はセキュリティコンサルタント。
見るからにマフィアみたいな人たちがいろいろと説明をしてくれた。

感想は"撃たれたら痛いんだろうなぁ。。"ってかんじです。




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2007-08-30

本日の言葉(Africa)

A precious jewel may be found in a ragged bag.

African proverb


なるほどね。そういうことだったのか。。




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2007-08-29

金と名誉

大阪でやってる世界陸上。

ケニア人選手も大活躍してるようでケニアの新聞でも大きく取り上げられてる。

で、金メダルを取ったケニア人にはケニア政府から大金が与えられるとのこと。

ワイナイナが日本人は金メダル取ったらいくらもらえるんだ?と聞いてくる。

そんな話聞いたことなかったので「もらえないんじゃないかな。」って言ったら

「そりゃ良くない。」とか何とか言ってくる。

俺が「スポーツ選手はお金より名誉のために努力してるんだよ」と適当に言った。

「名誉でメシが食えるか!」などと言う。

「そりゃ違う。金はすぐになくなるけど名誉はなくならない。
そして、名誉は金を生むんだ。だから政府がわざわざお金をあげる必要はない。」

「どういうことだ?名誉は金になんかならないぞ。」

「俺が金メダルとって名誉を与えられたとする。で、俺が本とか書いたらバカ売れだよ。めちゃ金が入るよ。」

「そりゃ、名誉の不正利用だ!」

「違うね。名誉があるから人が俺の本を買うんだよ。」

とか何とか話し込む。


「で、ワイナイナは名誉と金ならどっちを選ぶわけ?」

「金だよ。金に決まってるじゃないか!」

「名誉があれば金なんか必要ないよ。」

「いいか、人はすぐ忘れるんだよ。
金メダルとってちやほやされるのは最初の1週間だけ。
1年もすればもうみんな忘れてるさ。でも、金は俺を忘れない。」

「ふ~ん。ところでワイナイナは尊敬してる人とかいるの?」

「いない。神だけだ。」

「何かの目標に対して一生懸命努力してる人を尊敬したりしないの?」

「メダルが取れなかったら全ては無意味だよ。」

などなど話し込む。


話してて思うのは

"名誉"と"Honor"はニュアンスが違うんだろうなってこと。
それと"Respect"と"尊敬"も違うんだろうなってこと。

俺はケニア人にはなれないし、ケニアを完全に理解することはできないんだな。。



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2007-08-25

ザ ウドン ソサイエティ

ある日本人から稲庭うどんをもらった。

みんなでうどんを食べましょか~。

ってことでナクルの日本人とフランス人の友達とUDONの会を開催。

フランス人のキャロは国立公園にアタッチメントとして働いてる学生さん。

こう言うと語弊があるかもしれないけどケニアにいても
そんなにカルチャーショックを受けることはない。

ケニアの文化があまり洗練されていないからなのか、
日本とケニアが違いすぎて比べられないからなのか。

たいていは "なるほどね~" って感じで終わる。

ケニア人も日本の文化についてあまり理解できないのか突っ込んだ
質問も来ない。

"日本はそうなんだぁ" で終わる。


だけどやっぱフランス人と話してるといろいろ感じるのです。



キャロが箸を使って将棋崩しみたいなゲームを始めた。
ルールを聞いているとキャロが

「日本人はいつも箸を使ってるからこのゲーム知ってると思ってた」と言う。

「日本人は箸で遊ぶことはとても礼儀悪いことなんだよ。」と言う。

そう答えながら自分も

「そう言えば箸で遊んで親に怒られてたなぁ」と思い出す。



「日本の酢は何でできてるの?」

「米」

「日本酒は?」

「米」

「何でも米なのね。」

あっ、ホントに米ばっかりだ。。



3ヶ月のケニア滞在を終えて来週フランスに帰るというキャロ。

「淋しいでしょ?」

「なんで?やっと帰れるのよ!とても幸せよ。」

「ケニア嫌いなの?」

「仕事がないのよ。退屈な時間は苦痛なの。」

「日本では残業年間1000時間超だったからその気持ちわからないなぁ。」

「1000時間?日本人は狂ってるわね。」


英語だけのせいではない会話の噛み合わなさ。

ケニア人との会話よりその噛み合わなさを強く感じるのはキャロと俺の相性
なのか日本とフランスの相性なのか?

とにかく、こういう風にいろんな国の人と話すってのはおもしろい。

やっぱ英語。もっと勉強したい。って強く思う。

日本に帰ってまた英語と離れた仕事しちゃったらあっという間に
しゃべれなくなっちゃうんだろうなぁ。。



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2007-08-24

トライバリズムとトラディショナリズム



トライバリズム・Tribalism・部族主義
トラディショナリズム・Traditionalism・伝統主義


ケニアには大小あわせて50近くの部族が存在している。
彼らは話す言語も異なるし、文化や習慣も異なる。

イギリスに引かれた植民地時代の国境をそのまま引きずって
ケニアという国が作られて彼らは突如ケニア人と呼ばれるようになった。

ケニアという国の発展を考えるとトライバリズムは悪い意味で扱われがち。

ケニアのメディアや先進国もこのトライバリズムを強く否定している。

しかし、だ。

「思うんだけど、あと10年もたてば部族語ってなくなっちゃうんじゃない?
学校ではスワヒリ語と英語しか教えないし授業は全部英語で話されてるし、
テレビも英語かスワヒリだもんね。」

「そーだな。俺の子供たちはキクユ語を理解はできるけど話せないからな。」


そしてワイナイナはこう言った。


俺はイギリスやアメリカが憎い。
俺たちから全てを奪っていく。
イギリスやアメリカは何が目的なんだ?

彼らは俺たちから文化やプライドを奪い取った。
でも、マサイを見ろ。
彼らは未だに英語もスワヒリ語も話さずに彼らの文化を守っている。
彼らはイギリスの支配に抵抗したわけだよ。
なのに今マサイは世界中から尊敬されているじゃないか。

イギリスの言うことを守ってやってきた俺たちが世界中からバカにされて
イギリスの言うことを聞かなかった彼らが尊敬される。

俺には理解ができない。彼らは俺たちに何を求めてるんだ?




トライバリズムと言うと野蛮で未開なイメージが植えつけれれている。
でも、それはナショナリズムと同じ考え方で世界中にナショナリストは
いるわけだ。

ナショナリズムの名において戦争や支配が行われるのは良くないけれど
自分の国に誇りを持って伝統を守っていくことはとても大切なことだ。


俺は部族語はさっぱりわからない。
職場や酒場で部族後で話されると俺は一人ぽっちになる。

とても淋しいのだけど彼らに「英語で話してよ」と言ったことはない。

俺も久しぶりに日本人にあったときは思う存分日本語を話したいし、
彼らにとっても部族語ってのは本当に大事なんだと思うから。


確かに共通の言葉を持つというのは素晴らしい。

英語が話せれば世界中の人とコミュニケーションがとれる。
だから俺も必死になって英語の勉強をしてるわけだ。


でも、だ。

コージ。英語なんて必要ないよ。
コージの英語はメチャクチャだけど俺たちは
今こうして心が通じてるじゃないか。
たとえ俺たちも英語が話せなかったとしても俺たちは
ボディランゲージでコミュニケーションできるさ。


アフリカには2000を超える言語があるという。

10年後、100年後にはそのうちどれだけが残っているのだろうか。。


ジョヒ ヘフ フィヨフィヨ

俺の知ってるキクユ語。

(意味:超冷たいビール)


注意)写真はマサイではなくポコット族

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2007-08-23

平日の昼に酒飲んでる

仕事をさぼった。

今までに仕事をさぼったことはほとんどなかったし、
ここ10ヶ月くらいは正当な理由でも仕事を休んだことは数日しかない。

でも今日はサボった。

理由はオフィスの工事でうるさくって仕事にならないから。

仕事している人は仕事してるんだけどあまりにうるさくて俺は
頭がおかしくなりそうでワイナイナに
「もう耐えられない!」って言って帰ろうとした。

でも、帰るのももったいないような気がしてワイナイナとちょっと
遠出してランチを食べに行った。

あまりに天気が良かったので「ビール飲んじゃおうよ!」って言い出したのは俺。

普段俺とワイナイナは酒びたりのケルーニョの悪口ばかり言ってるので
ちょっと気が引けたんだけどワイナイナと二人で

「オフィスがあの状態じゃ仕方ないよな」と言いながら酒を飲んだ。

(ワイナイナは金がないので俺が奢った)

内陸出身のワイナイナは小さいティラピアしか見たことなくてビクトリア湖から
来た巨大なティラピアに大興奮していた。

そして二人でいろんなことを話した。

俺も調子乗ってきわどい話をいろいろと切り出した。

「俺はカレンジンが嫌いだ。彼らは傲慢だ。」

「ケニア人にはありがとうと言えない人が多い。大嫌いだ。」


そんな話につられたのかワイナイナも本音でいろいろと話してくれた。

「キクユが最高なんだよ。」

「うちのオフィスのスタッフの9割が無能だ。」



俺がワイナイナに言った言葉。

「ボランティアの俺にとって"ありがとう"という言葉が給料なんだよ。」

「きっとコージがいなくなったら彼らはようやくコージの意味に気づく。
彼らは政治にスポイルされたんだ。本当にダメな奴らだよ。」

「俺がいなくなっても他の誰かが彼らを助けちゃうんだよ。
本気で援助がなくならない限り彼らはありがとうと言えないと思うよ。」

「そうだな。コージ、ありがとう。」

「そのありがとうは何に対するありがとう?」

「もちろん今日のビールだよ。」


・・・ちょっと違うんだけどね。。

でも、ありがとうワイナイナ。アサンテサーナ。


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