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2007-02-28

出張レポート4 ”ケニアITレポート”

今回の出張の目的は前にも書いたようにIT調査。
特にLANのニーズアセスメント。

はっきり言ってLANが県レベルで必要だとはこれぽっちも考えていない。
それに現実的に無理だから。


まず、田舎にある県病院は土地が余ってるから大きい建物を作るんじゃなくて
小さい建物をポコポコ建てる。

その距離もすごく離れてたりするから技術的にネットワーク化するのが難しい。
コンピュータも数台しかないからコストに見合わない。


現実のところ今ケニアのコンピュータはウィルスによって全滅しかねない状況にある。
インターネットアクセスがないのがほとんどだけど今はUSBメモリーを媒介にして
ウィルスが猛烈な勢いで広がっている。


俺が来たと知るとコージが全て解決してくれると思って大歓迎される。
でも、一度ウィルスに感染されたら無理な場合がほとんど。

アンチウィルス買うお金ないし、アップデートするインターネットもない。
無防備なコンピュータ達はあっという間に感染して息も絶え絶え。
もしくはご臨終。

時間もツールも限られた今回の出張で俺にできることはほとんどなくて
結局そのままにするしかないんだけど彼らは落胆の目で俺を見る。

そんな時俺は

”コンピュータウィルスにはHIVのような治癒不可能なものもある。
予防がもっとも大切なんだ!”

と言っている。

きっと今後の活動はウィルスに対する予防啓発が中心となることだろう。
エイズ対策隊員みたいだねぇ。





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2007-02-27

出張レポート3 "貧しさとは"



ツルカナへの移動は危険に満ちている。
JICAは移動を禁止しているし、ツルカナで働いている知り合いのWHOの職員に
聞いてみたら銃を持った警備を連れて行っていると言う。

ケニア人の友達にツルカナへ行くと言ったら「死ぬなよ」って言われた。


ロドワーの街は安全だ。
でも、そこに向かうまでの道が危険なのだ。

ツルカナ族とポコット族のボーダーで家畜の奪い合いを発端とした部族抗争が
盛んでそこの住民はみな銃器を持っている。

公共移動手段のほとんど無いその地域では移動は徒歩かヒッチハイクに限られる。
だから、道中何度もヒッチハイクを求められた。

俺が乗ってる車は定員ギリギリ乗ってるから断るんだけど
なかにはライフルを持ってる人にヒッチハイクされる。

これは怖いよ。

乗せたって何されるかわからないから無視して通り過ぎるしかない。
全速力で駆け抜ける。
いつ撃たれるかわからない。
でも、道はデコボコですっげー揺れるし、パンクしたら囲まれるだろう。。
マジで怖かった。


そんなところを通り抜けたところで俺はキーゲン君に質問をした。

”ねぇ、キーゲン。彼らは銃を買う金あるならもっと良い生活できると思わない?”

”コージ。ここの人らは貧乏のように見えるけど俺なんかよりずっと金持ちなんだよ”

キーゲン君の理論はこうだ。

ここに住む人たちは遊牧を営んでいる。
彼らのなかには1000頭を超える牛を保有している人も少なくない。
牛は1頭3万円くらいの値段になる。
つまり3000万円の資産を持っているんだ。
でも、彼らはそれを現金にすることは無い。

金よりも牛が大切だから。


水もないし、病院も少ない。
食べ物も限られてるから栄養も偏っている。
とても健康とは言えない彼らを見て先進国の人たちは
援助という名の下に病院を作ったり、薬を届けたりしている。

でも、先進国の人で3000万円も資産持っている人ってほとんどいないよね。

ちなみにキーゲン君は月に1万円も稼いでない。
牛も1頭も持っていない。


貧しさってのはお金だけでは判断できない。
でも、彼らがお金より牛を選んだからといって薬が要らないってことにはならない。

いろいろなことを考えさせられたツルカナでした。






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2007-02-26

出張レポート2 "呪われた湖"



出張2日目。
今日はロドワー付近の病院に行った。

サンブルとは違ってロドワーのタウンにいる人は洋服を着ている人と
伝統衣装着ている人が半々くらい。
でも、なかには全裸のひともいた。

街の中をネクタイ締めた人と布を羽織った人、全裸の人が普通に歩いている
光景は不思議なもんだった。

でも、全裸ってのはやっぱりおかしいよねぇ?

ということでドライバーのキーゲン君に聞いてみた。

”ねぇねぇ、キーゲン。何であのひと裸なの?”


”アイツは呪術師に呪いをかけられて精神を壊されたんだ”

”ちなみにさっき歩いていたロープをケツに食い込ませて歩いてたのは呪術師だぜ”


キーゲン君が言うにはこの地域にはまだまだ呪術が横行しているとのこと。
呪いを解くには呪いが封じ込まれたキジーツというものを見つけ出さなければ
ならないのだがここの呪術師はキジーツをツルカナ湖に捨ててしまうから
決して見つからないという。


そんな呪いがたくさん捨てられた湖に行ってきました。

ビクトリア湖、タンガニカ湖、マラウィ湖、ボルタ湖に続いてアフリカで
5番目にでかい湖。

海のようにでかい湖でティラピアなんかが獲れる。

ここにキジーツが捨てられたらもう呪いなんか解けないよねぇ。。

HIVといった病気も呪いとされてしまいがちだけれどそこは援助で支えられている
とも言えるツルカナ。
HIVのテストに来る人は少なくない。

写真はツルカナ湖に程近い病院。
みんなしっかりと働いていました。





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2007-02-25

出張レポート1 "暑いのと寒いのどっちがお好き?"



こないだの出張の続きということで
今回は州の北部の4県を回ることになった。

ツルカナ、ウェストポコット、トランスンゾイア、ウアシンギシュの4県。

ちなみにウアシンギシュ以外は全てJICA的に渡航禁止区域です。
(だから内緒ね)



今日はその初日。

ナクルからエルダマラビーン、カリオバンギを超えてエルドレットでランチ。
そしてキタレ、カペングリアを抜けてツルカナの首都ロドワーへ。
行程11時間。500kmの旅。
道は最悪で何度も頭をぶつけながらようやくたどり着いたロドワー。

(ケニアの地名ってなんかカッコいいでしょ?だから敢えて地名を全て書いてみた)

ロドワーは人がほとんど住み着かないような乾燥地域で、半砂漠。
物乞いも”金くれー”じゃなくて”水くれー”と言ってくる。

昼は40度を超え夜も30度を下回ることは無い。

暑い。。。

久しぶりに感じる暑さ。
じっとしてるだけで汗が出る。
何かをするたびに汗が吹き出る。

暑い国で活動をしている協力隊員ってのは大変だなぁ。。

なんて思ったけど不思議とテンションがあがるんだよな。
暑さって不思議と開放的な気分にさせてくれるんだよね。

俺の住んでるナクルは昼は30度を超えるけど夜は10度を下回る。
治安もかなり悪いから夜はテンションがあがんない。
ビールも何となくおいしくない。

でも、ここロドワーで飲むビールはうまい。
住んでる人なんてほとんどいないから街にいるのは
トラック運転手とか俺らみたいな役人とか国際援助団体の人たちばかり。

いろんな人がごっちゃになって何となくアジアの安宿に
入り込んだみたいだった。

ロドワーの夜が眠れなかったのは暑さだけではなかった。



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2007-02-21

ナイロビへの道

俺はナイロビには極力行きたくない。

以下、その理由。


時間がかかる。

移動時間は3時間程度。
でも、ケニアの移動手段マタツってのはすっごく効率が悪くて非常に待たされる。


14人乗りのハイエースを改造したバスは満員にならないと出発しないシステムを採用している。
しかもそれぞれのバス会社がそれぞれに客待ちをしているのでそう簡単には満員にならない。

1~2時間は平気で待たされる。ひどい時は5時間!
しかも、その間1分おきに
「チャイナ!」と声をかけられる。
物売りがやってくる。
物乞いがやってくる。

すべて対応することは不可能でやがて無視せざるをえなくなる。
しかし、無視するたびに心が痛む。
そして、出発前に疲れ果てる。


道が悪い。

他の途上国を知ってる人がケニアに来て最初に驚くのがケニアの道路の悪さ。
俺はアフリカってこんなものでしょって思ってたから最初はなんとも思って
なかったけど、どうやらアフリカの中でも断トツに悪いらしい。
(てことは世界で最悪か?)

日本でいう東名高速みたいな超重要幹線道路がアナボコだらけ。
なんでも政治腐敗により20年ほどメンテナンスが行なわれていないらしい。
そして、今年の異常気象による大雨で道はさらに悪くなった。

だから揺れが半端じゃない。
埃が半端じゃない。
パンクもしょっちゅう。
故障で動けない車や横転しているトラックがそこら中にある。
事故で死ぬ人の多いこと多いこと。
これじゃあ土の道路のほうがよっぽどいい。


狭い。

ケニアは数年前から定員厳守の法律がひかれていて都市間を結ぶマタツが定員を
越えて走ることは滅多にない。
とはいえそれでも14名が乗り込むのだ。
みんなかなりの荷物を積み込むし、となりに大柄な人が座ったりしたら身動きが
とれない。

閉所恐怖性の俺にはかなりコタエル。
(ちなみにローカルの場合は定員は関係なし。
俺の場合は最大24名乗車を経験してる。
かなりのアクロバティックな姿勢が求められる。)


治安が悪い。

これが最大の理由。
俺が利用する道路はカージャックが頻発している。
夜間の移動なんて自殺行為だ。
あるデータによると週平均4件のカージャックが発生しているという。
被害にあった隊員もいる。しかも16時とまだ明るい時間にだ。
そして、こないだもアメリカ人2人が射殺された。。


もちろん平気で移動している隊員もいるし、深刻な被害に会った隊員はいないの
だけれど、俺はこんなリスクを負ってまでナイロビに行こうとは思わない。

そしてそのナイロビが最も治安が悪いわけで常に心のどこかに緊張感があって
変な疲労感がある。

久しぶりの仲間との再会もその緊張感のせいなのか盛り上がり切れなくて
テンションはいっこうに上がらない。

やっぱり隊員とは任地で会った方が何かとおもしろいと痛感する。

でも、ナイロビにどうしても行かなければならない用事がある。
それは「お金」。

生活手当が振り込まれる銀行はナイロビにしかない!

だからお金が無くなるとナイロビに行かないわけにはいかない。
大金持って移動したくないし、かといって小額だけではまたすぐにナイロビに
行かなければならなくなる。

どうにかしてもらいたい。切実な問題だ。









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2007-02-17

チャイファームを見ながら

ここは見渡す限りのお茶畑。
あなたが今飲んでいるその紅茶もひょっとするとここから輸出されているものかもしれない。
ここはケニアのケリチョ。

ナクルの隣のディストリクトにある日本人を尋ねに行きました。




彼女はアンゴラやアフガニスタンといった戦争地域で公衆衛生の
活動をしてきたたくましい女性。

そんな彼女が今ケニアで母子保健プロジェクトの保健データ改善の活動を行なっている。
それはまさに俺がやっている活動であって是非お話を聞きたいということで
お邪魔したわけです。

でも、話したのは好きな映画のこと。好きな音楽のこと。
二人の共通の街ニューオリンズのこと。
そして、人生について。

え、保健データ?

酒飲んで語れるような楽しい話題じゃございませんね。

一つ一つの出会いを大切に、自分が輝いていられる生き方を探していく。
それが大切だよね。

お茶畑を見ながら飲んだコーヒーはとてもいい香りがしました。




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2007-02-15

おいらも出張に連れてって


同僚たちは頻繁に州内の病院関係施設を訪問し
M&E(Monitering & Evaluation) している。

この業務は彼らの最も重要な業務であり、言うまでもなく
保健のプロフェッショナルによって遂行される業務である。
なので俺が彼らについていっても保健の素人である俺にできることは何もない。

そこで俺は州内の保健施設におけるITの調査ということで何度か
提案してきたんだけどずっと

“考えとくよ” で終わってきた。




だけど、前回のWORKSHOPの成果が出たのか今回ようやくOKが出ました。

Reproductive Health Survey Teamと同行させてもらって
前回のワークショップで紹介したLANのニーズアセスメントってのが建前上の目的。

だけどホントはケニアの田舎を見てみたかっただけ。

月曜から5間の予定だったけどやっぱりここはケニア。
出発したのは木曜の朝。。

初日の今日はナクルから車で4時間ほどのサンブル に行きました。

サンブルはサンブル族の住む地区でケニア北部の半乾燥地域。
ちなみに民族抗争などもまれに発生する地域であるため
JICA的には移動禁止の地域である。(だから、内緒ね)

サンブル族はあの有名なマサイ族とほぼ同じ文化圏に属し
遊牧生活を送る誇り高い戦士たちの部族である。

とにかく驚きの連続だった。
まず、見渡す限りがナショナルパークのような景色。

もちろんそこはナショナルパークではなくマララル(サンブルの都市)
に続く唯一の幹線道路なのだけどナショナルパークより動物に遭遇した。

シマウマ、ラクダ、インパラ、アミメキリン、ダチョウなどは
本当に牛のように普通にいる。
ジャッカルといった肉食動物もすぐ横を歩いていた。

伝統的な生活を守ることで有名なマサイだけど彼らも
普段の生活ではマサイ柄の布をまとってるくらいで
戦士の格好をしている姿は観光客向けのホテルくらいでしか見かけない。
タウンで見るマサイは洋服を着てるしね。

でも、サンブルは違った。
みんな戦士の格好をしていた。
タウンでもどこでも男性は短剣を腰に挿していて
(マサイの槍と違ってサンブルは短剣なのだ)
原色を派手に使った布と装飾品で着飾り髪の毛は赤い泥で塗り固めている。

女性は巨大なビーズの首飾りをしてマサイとは微妙に違う色使いの布で身を隠していた。

ちなみにマララルには何もない。
小さなお店と役所の建物が数件あるだけ。
そんなところの病院にLAN作りましょう。
なんて俺は言いに行ったのだ。

まぁ、わかってたことだけどLANより必要なものが
世の中には腐るほどあるってことをこの目で見れたことはよかったな。









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2007-02-14

今日の言葉(ガーナ)

The heart that truly loves has no room for grudges.

Ghanaian proverb




Yes, indeed.
True love makes us humble, right?

what do you think?

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2007-02-13

Do not go back to the bad habid

禁煙して1カ月がたつ。
実は去年の誕生日にも禁煙をしてみた。

理由は喫煙して10年が経つからというだけ。
当然続かなかった。


酒を呑む時はOKと決めていたことで
結局毎日飲んでしまい、毎日吸うことになった。

別に本気で禁煙したいと思っているわけではない。
俺の中でタバコはとても大切なものだし。
喫煙を機に手に入れた大切な友達もたくさんいる。
タバコは一生吸い続けると思ってた。

でも、ケニアにきてふと気づいた。
最近の俺はタバコに支配されている。と。

吸えない時間が続くとイライラする。
タバコが吸いたくて人の話に集中できなかったり。
朝、目を覚ましてすぐにタバコに火をつけていたり。

そんな自分がとても弱く感じたんだ。

だからケニア山の山頂で宣言した。

今回は続いた。
酒の席でも吸わないようにした。

そんな生活が1カ月。
何かが変わるかと期待していた。

飯がうまくなる。
体が軽くなる。とかね。

でも、相変わらず食欲は無いし、体が軽くなるようなこともない。
ニコチンの禁断症状はなくなったけどやっぱりいつまで経っても
タバコを吸いたいという欲望はなくならない。

インターネットで調べてみたら、吸いたいという欲望は何十年経っても
無くならないらしい。

だからこそ、やめたい。という強い意志が必要らしい。

知らなかった。。

この苦しみと一生つき合っていくのか。
タバコって恐ろしいな。

俺は吸ってもいいかなって今も思ってるくらいだから、きっとこの先また
吸ってしまうことだろう。

でも、タバコに支配されるような生活には戻りたくない。

吸いたいって思ってる時点で支配されているってことは一度タバコを吸ってしまったら
完全に逃れることはできないということだろうか。

だとしたら、やっぱりやめた方がいいのか?吸った方がいいのか?

よくわからないが、自分にとって意味の無いタバコ。
ただの習慣になってる喫煙は辞めよう。
もう一度タバコとうまくつき合っていける自分を取り戻そう。


はい。ここに禁煙失敗者がまた一人生まれました!




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2007-02-12

戦争と想像力

たまに耳にする言葉

「なんでもやってみりゃいいじゃん」

その言葉を完全に否定するつもりはない。

でも、人間には知恵があるはずだ。


本能だけでいきている動物とは違うからこそ自制する知恵が必要だと思う。
自分の行動が何をもたらすか想像する力をもっと使うべきだ。

もちろん、全てを予測することはできないし、先のことを考えてばかりいて
何も行動できない人は見ていて哀れだ。

だけど、

「とりあえずやってみたらたくさん人が死にました」

ってことを笑ってすませてはならない。

"戦争反対。戦争は絶対にダメ。"

そりゃ正しい。
でも、戦争したくて戦争している人って世の中にどれだけいるんだろう?

想像して欲しい。

自分の愛する家族が殺されても復讐をしないと言い切れるか?

自分が最も大切にしているものを故意に破壊されたらどうするか?

自分のことで精一杯な時にでも友人のために時間をさくことができるか?

好きになれない人にたいしていつも手を差し述べられると言い切れるか?


どうして戦争がなくならないのか?
自分の中で一人一人が見つめあう必要があると思う。
きっと、素直に戦争反対なんて言えないと思う。

でも、戦争は良くない。誰が何と言おうと。

人間のなかにはそうした矛盾があることを理解すべきだ。
だからこそ、想像力が必要なんだ。

これをやったらこうなる。だから、

「なんでもやってみりゃいいじゃん」

なんて言葉を気楽に使って欲しくない。

常に冷静にそして熱く考えて行動できるようになりたい。



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2007-02-11

言葉と思考

ケニアの国語はスワヒリ語である。
そしてケニアの公用語は英語である。
そしてケニアには50以上の部族語が存在する。

俺が日常使用している言葉は英語が80%、スワヒリ語が15%、残りは現地語。
(日本語除く)



どれも完全なコミュニケーションに至るにはほど遠く、現地語は挨拶しかしらない。
外国語でコミュニケートする時は二つのモードがある。

1)外国語で物を考えて外国語で伝えるモード。
2)日本語で物を考えて外国語で伝えるモード。

1)の場合感じるのは語学力に自分の思考能力も比例するということ。

どういうことかというと俺の英語はネイティブの小学生くらいのレベルなわけだが
俺の思考能力もそのレベルにまで落ちてしまうということ。

ケニアの人にとってスワヒリ語も英語も学校で習う。
多くの家庭では部族語が話されている。

日常の会話ではスワヒリ語が話され、仕事では英語が話される。
彼らの英語は文法的にも正しいし、ネイティブのようにすらすら話すし、聞き取っている。

だけど、彼らがどれだけ英語で物を考えているかということは??だ。
新聞やテレビで聞いたことのあるフレーズを使い回しているだけのように軽い会話。
ちょっと質問しても、回答はいつも教科書通り。
スワヒリ語にしても同じ。

現地語については俺が現地語を話せないから理解できないが、
言語を支配されるということは思考を支配されるということだ。

俺は英語は彼らよりヘタクソだが、言語を支配されなくて本当によかったと思う。


2)の場合感じるのはこの日本語の微妙なニュアンスを完全に伝えることは不可能だということ。

逆にいうと、ネイティブの話す微妙なニュアンスを俺がどれほど英語を勉強しようと
不可能だということ。

つまり、外国語を完全に理解することはできないということ。
これは認識することはとても重要なことだと思う。

理解できないからこそ、伝えなければならないし、組みとろうとしなければならない
ってことを忘れてはならない。
(そういう意味ではネイティブどうしでも同じことだね)

いずれにしろ、俺はもっと語学の訓練が必要である事には間違いない。
頑張ります。



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2007-02-09

WORKSHOPしよう!

以前からやりたいと言っていた県のHealth Record Officer向けのWORKSHOPが実現した。
当初自分が考えていた壮大な構想はあきらめて自分ができる範囲での内容をやらせてもらった。

題して"IT In Health Records"。



ITを使ったらどういう事ができるのかをプレゼンテーションし、自分とワイナイナは
そのお手伝いをしますよというのを伝えるのが趣旨。

その準備もワイナイナと一緒にしていた。
ワイナイナの作成したプレゼンテーションは不十分だけど、まあまあのできだと思う。
プレゼンターはワイナイナにして俺は黒子に徹する予定だった。

残る二人の同僚も保健情報がいかに重要か、どうすべきかと言う内容の
プレゼンテーションをすることになっていた。

いろいろと俺も口出したい事はあったけど、彼らのプレゼン資料を見ると特に
俺が付け足す事はなかった。

*実はここが一番の問題なんだ。
みんな頭ではどうしたらいいかわかってるけど、実現できない。
その問題を探る事がもっとも重要な事。
でも、今回は俺はそこにまでタッチする時間的余裕もなかったのでお預け。

さて、ワークショップの当日。
ワイナイナがいない。

ワイナイナガイナイナ。。。

電話すると、リプロダクティブヘルスの調査に呼ばれてしまった。とのこと。
ケルーニョもいない。彼はいつもいないのだが、今日は大事な日だ。
電話すると、別のプロジェクトの出張に呼ばれたとの事。

おい、おい。
キプトーンに言うと

「お前なら大丈夫だ。俺が手助けしてやるから大丈夫だ」

できるできないじゃなくて、ケニア人がやることが大事なんだ。
と言ってもいないんんだから仕方が無い。

ということで俺がプレゼンテーションすることに。
もともと英語が下手な事はみんな知っているからそんなに問題もなかったけど
キプトーンもほかのオフィサーに呼ばれてその場にいなかった。

何のためのワークショップなんだ?

ホントにマネージメントがなっていない。
でも、ケニアってこんなもんなんだよね。
でも、このままじゃいかんよね。

あんたらの仕事が州内の住民の命を救う事になるんだ!
そのプライドを持って仕事をしよう!

って言おうと思ったら同じ事を言い出した人がいた。
ちょっと感動した。

*実はここが一番の問題なんだ。
みんな頭ではどうしたらいいかわかってるけど、(以下同文)。



先は長いです。




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2007-02-07

寿司とSUSHI。空手とKARATE。

例えば10年日本で修行を積んだとしてもフランス人は寿司職人にはなれないと思う。
おいしい寿司を握ることはできるだろう。

でも、寿司カウンターでフランス人が「らっしゃい!」って言って握ってくれても
それは寿司じゃないと思う。

それはSUSHIだ。


文化は空間を含むのだ。


先日、住んでいる学校の生徒が空手クラブを始めたのでぜひ教えてくれと頼まれた。

「俺、空手なんてやったことないよ」

って言っても全然信じてくれない。

とりあえず行ってみると高校時代に空手をやったことのあるという生徒が
他の生徒に空手を教えていた。

破れた空手着を着て(それが空手着ではないとは決して彼には言えない・・・)
パンツ丸見えで

「マエゲリィ」(前蹴り)
「マワシュゲリィ」(回し蹴り)
「ウォッシ」(オッス)
(注:声裏返ってる)

とか言いながらの真剣に空手をやっている。
以前どこかで見たケニアの空手道場よりは全然うまい。

でも、やっぱりどこかにアフリカンダンスのリズムが入っていて
空手というよりはダンスのようだ。

俺は日本で空手を見たことはない。無論やったこともない。
だけど、これは空手ではないと思った。

でも、真剣に取り組む彼らを見て俺はある決断を下した。

「KARATEでいいじゃないか・・・」

ということで私、毎日1時間30分みっちりとケニア人とKARATEしてます。

日本人としてケニア人にKARATEを習うことは正直情けないことだと思う。

でも、ケニア人にだってダンスを踊れない奴がいるようにありのままの日本人を
知ってもらうことも大事だよね。

いいエクササイズになってることは間違いないしね。
代わりに日本語教えてるしさ。
でも、あくまでKARATEだから声は裏返らせて教えてる。へへへ。






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2007-02-06

今日の言葉(ナイジェリア)

自分に自信がもてなくなって

自分の気持ちがわからなくなって

自分のことをを好きになれなくなって

相手のことも好きになれなくなって

そんな自分がもっと嫌になって

これ以上自分に嘘をつきたくないとかで

これ以上相手を傷つけたくないとかで

本当のことを捨ててしまう。




本当のことが見えているなら、その想いを消さないで。。


Do not burn your house down just because a rat annoyed you

Nigerian proverb



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2007-02-04

自分は途上国が合わない

1年以上アフリカに住んでいるとこんな言葉を耳にする事がある。

「やっぱり自分には途上国は向いていない。。」

途上国の生活。
不便。不潔。不快。

確かにこうした生活を何とも思わないような人、
むしろ楽しめる人もいる。

でも、週末のキャンプじゃないんだよ。
不便な生活しながら朝から晩まで働くんだ。



汗だくになって働いても、シャワーもない。
どれだけ疲れてても洗濯は手洗い。
メシも作らなきゃならない。
虫はウジャウジャでるし、刺されると命に関わるような虫もいる。
娯楽なんてなんもないさ。

そんな生活を楽しめる人ってどれだけいるんだろ?

たいていの人はみんな便利で清潔で快適な生活がいいに決まってる。

でも、それは途上国の人だって同じさ。
決して途上国の人が不便で不潔な生活に向いているわけじゃない。

みんな不便で不潔で不快な生活が嫌に決まってる。

だけど
そういう状況を変えたい。何とかしたい。
と思ったから俺たちは途上国にいるんでしょ。

世界中の人が快適に住めるほど地球の資源がないってことを
理解して持続可能な世界をつくり出したい。
と思ったから俺たちは途上国にいるんでしょ。

自分だけ快適な生活できたらいいと言うなら先進国で快適に過ごしてればいい。
俺達にはそれができるんだから。

でも、そんな世の中に疑問をもったから今途上国にいるんでしょ。

初心を忘れがちなこの時期。
もう一度あの頃の自分の気持ちを取り戻してもう一度できる事にチャレンジしたい。









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2007-02-03

映画を撮ろう!

同期の中で映画撮影が趣味の隊員がいる。
彼曰く、脚本や演出をみんなでつくり出す過程が醍醐味とのこと。

ということで、彼が俺の家に撮影しに来た。

名目は同期隊員の誕生日ムービーということだがショートコントを撮りまくる。

彼は酒は全く飲まないので俺は一人で飲み続けて勝手にいい気持ちになって
撮影は順調に進んだ。

何だか映画作りって楽しいな。
同期みんなで帰国前に一本撮ろうということになった。

主役はもちろん「俺」ね。







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2007-01-29

ワイナイナ復帰

2カ月の休暇からあいつがようやく帰ってきた。



やることはものすごくたくさんある。

休暇中にドネーションされたインターネットの設定。
WBSの計画の遂行。
そして、来週末に予定されている重要な会議の準備。
それと、出張の準備。

こっちの方は2カ月も待ってたくらいだから準備は完璧。
でも、俺がやっちゃったら意味がないから温めておいただけ。

「ワイナイナ。お帰り。
さて、俺達が最初にやるべきことはなんでしょうか?」

「何だっけ?それより家に電気を引こうと思ってるんだ。
電力会社に10分だけ行ってきていい?」

「・・・いいよ。」

彼が帰ってきたのは16:30。
10分が6時間になるのだ。
その後も彼の電気を引くための戦いはしばらく続き、ろくに仕事になっていない。

休暇中にやっとけよ。。。






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2007-01-28

フォトグラファーその2

昨日会った大石さんが今日はナショナルパークを回ると言う。
俺は参加する予定はなかったのだけれどパークで働いている隊員の家に
泊まっていたので俺も合流させてもらうことに。


動物カメラマンではない大石さんだが、そこはフォトグラファー。

200mmの望遠レンズを持って生まれて初めてというサファリに
興奮を隠し切れていないように見えた。

「あれがシロサイですよ。」
「どれ?」
「あの、遠くの方に見えるやつです。」

レンズを向ける大石さん。
でも200mmのレンズでは動物写真を撮るには足りない。

「ダメだわ。写らない。次行きましょ。」

サファリでいい写真を撮るのは難しい。

300mm以上の望遠レンズは必須だし、三脚を使うのも難しいから
高感度フィルムで高速シャッターを使わないと手ぶれでまともに写らない。

そうなるとデジタルの方が断然有利なんだけど、サファリは埃がひどい。
デジタルは埃に弱いからすぐに壊れる。

そもそもサファリは動物を楽しむ物だけではない。
無論、写真を撮って楽しむ物だけでもない。

あんな壮大な風景を小さなフィルムに切りとること自体素人には無理なんだ。

だったら、思いっきりその風景を体で感じて体に刻むことの方が大事なことだと思う。

でも、彼女はプロ。
それで飯を食っているんだ。

サファリの風を感じるそぶりは全くなくその200mmのレンズに写る世界が彼女の
サファリの世界のように見えた。


彼女の撮った写真を見てみたい。
世界各地でいろいろな物や風景を切り取ってきた人があの景色を、
俺が毎日歩いているあの街をどうやって切り取ったのか見てみたい。

俺が感じている景色と彼女が感じた景色はどう違うんだろう?


俺もカメラは持ってる。
日本にいる時から旅先には必ずカメラを持っていった。
でも、人物はほとんど撮ったことがない。

レンズを通すことによって俺とその人物のなかにへんな緊張が入るから。

風景もほとんど撮らない。

本当にきれいな景色はレンズを通さないほうがやっぱり美しいから。

だから、実際ほとんど写真は撮らない。

ここケニアでも治安の問題もあるけどフィルム写真は数えるほども撮っていない。

あんまり写真が好きじゃないんだと思う。

でも、写真を撮る目を持つことで今まで目に入らなかったものが見えてくることがある。
毎日見ている風景が突然違った物のように見えるときがある。
ありきたりの景色が突然不思議なほど感動的に見えるときがある。
ふとした表情にその人の全てが現れてるように見えるときがある。

だから、写真を撮る目で物を見るのは好きだ。

ケニアでも心の中で下ろしたシャッターの数は数え切れない。






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2007-01-27

フォトグラファー

前回の副大臣のようにフラミンゴが有名なナクルにはお客が多い。
その度に隊員が呼ばれて接待じみたことをする。
接待は本当に好きじゃない。断ることもできる。


だけど、自分が協力隊じゃなかったら会うことも難しい人に会えるんだから
こういうチャンスを逃すのはもったいない。

人生は人脈作りだ。

どこの出会いがどこでつながるかわかりゃしない。
だからこそ、一つ一つの出会いを大切にしたい。

で、今回はフォトグラファーの大石芳野さん。
女性フォトグラファーとしては珍しくずーっとフリーで
紛争地域の写真を撮り続けている方。

正直、お会いするまでは知らなかった。
JICAの2007年度のカレンダーにも使われてるし、
マンスリーJICAに裏表紙で特集もされている人。

そんな大石さんがHIV/AIDSの取り組みの取材ということでケニアにやってきたのだ。

小柄などこにでもいそうな中年の女性といった感じで、
有名なフォトグラファーというオーラは全く感じない。
(でも品の良さというか、可憐な感じがした)

食事の途中もなんとなく取材モードで僕らの活動の内容を聞いては
ノートにメモをしている。

昼食会くらい和やかにしたいし、仕事ではない出会いを求めている
俺としては嫌なムード。

フォトグラファーとしてのサガなんでしょうかね。
逆にこっちから質問するとうまく誤魔化して会話にならない。

昼食が終り、予定を尋ねると街の写真を撮りたいとのこと。


「ストリートチルドレンはどこで見られるの?」

「そこらじゅうにいますよ。。。」

なんとなく気が滅入って同期の隊員の家に飲みにいった。




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2007-01-23

今日の言葉(スワヒリ)

Words without actions are useless

Swahili proverb




言葉なんてしょせん言葉だ。



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