今まで州の保健局で10カ月ほど活動してきた。
活動のことはmixiにもほとんど書いてこなかったから知らない人がほとんどだと思う。
それは書けばきっと愚痴になるだろうから控えてきた。
でも、今なら書ける。
といういことで簡単に今までの活動レポートです。
俺は保健局職員にコンピューター(特にLANの有効活用および管理)の指導を
求められてケニアに呼ばれた。
正直いって文学部出身(卒論のテーマは「日本の伝統的子供観と水子供養における考察」)
の俺だからITの知識に自信はないのだけれど、
日本で4年間IT企業でそれなりに揉まれてきたし、やる気はあった。
ケニアでイッチョやっちゃろかー!って勢いでケニアにやってきたわけです。
でも、配属先に行ってみたら保健局長(当時)に「ボランティアなんて呼んでないよ」って言われた。
JICAは「心配しないで。彼はそういうこと言う人で評判だから。」と言う。
その時は俺もケニアに来たばっかりでよくわかってなかったから素直にJICAの言うことを
信じたけど今は確信してる。
"ありゃJICAの手続きミスだ"
俺の前任者は確かに後任を申請した。JICAもそれを認めた。
でも、配属先はそれを認めなかった。
この職場にコンピュータエンジニアは不要と判断したからだ。
だけどJICAは後任要請を取り消さなかった。いや、取り消し忘れたと言うべきだろう。
ちなみに俺の同期にはケニアに来たら自分の配属先にすでにボランティアがいたという隊員がいる。
つまり、JICAが二重に要請してしまったのだ。
JICAのお粗末さをここで嘆くつもりはないが、とにかく俺の要請はそんなものだった。
職場に行ってもまず人がいない。
いるのは庶務とか、掃除係とかだけ。(いい人ばっかだけど)
同僚は州保健局員としての任務である県保健局の監視業務でたいていはオフィスにいないのだ。
(でも、実際はほとんどがサボり)
俺のオフィスHealth Record セクターにはケルーニョとキプトーンという二人の同僚がいる。
ケルーニョは俺に「神に誓って酒は辞めた」と言っていたが相変わらず酒臭い。
そして「外回りしてくる」と言って盛り場に消えて行く。
キプトーンはWORDやEXCELは使いこなせる。だから自分に相当自信があるようで扱いにくい。
そして、権力あるものには絶対で下のものには横柄。つまり気持ちいい人ではない。
来た当初俺は職場のLANが全く使われていないのを不思議に思いキプトーンに尋ねると
「壊れてるんだ。金がなくて直せないんだ。だから金をくれ。」と言われた。
でも、見てみると全然壊れていない。
よくよく聞いてみると誰も使い方を知らないだけのようだ。
それでキプトーンにLANの使い方を教えようとすると必ず
「ちょっと人に会ってくる。後はコージがやってくれ。」
と言って出てってしまう。
自分がコンピュータを知らないと言うことを認めるのが嫌なのだろう。
そしてそもそもWORD,EXCELを知っているからというだけの人間にLANの管理を
任せようというのに無理がある。
俺に言わせればそれは
「車の運転ができるんなら車の修理もできるだろう」
という考えだ。
個人的にはコンピュータの管理はアウトソースすべきだと思ってる。
ケニアにも優秀なエンジニアはたくさんいる。ただ役所にはいないだけ。
でも、それって日本も同じでしょ?
そんな状況で俺はほとんどの時間を誰もいないオフィスで時間を潰していた。
でも、何かやれることはあるだろうっと思ってたから職場に行かなかったことはない。
(休むときは必ず連絡して休んだって意味ね)
ちなみに勤務時間は朝8:00から17:00まで。昼休みは1時間。
つらく孤独な9時間だった。それを10ヶ月続けたんだ。。

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