2007-11-16

パーティー in Le Rhino




ワイナイナと近所のエイズ対策隊員とそのカウンターパートのローズメリーと
飲んだ。

なかなかカウンターパートとコミュニケート取れないその隊員に
帰る前に何かのきっかけになれば良いな。なんて想いもあるにはあったけど
とにかく最後にみんなで飲みたかった。

そしたら、盛り上がった、盛り上がった。

普段はクールなワイナイナも飲んで踊って大騒ぎ。

楽しかった~。



翌日、ワイナイナともう一度飲む約束してたんだけど
ワイナイナはひどい二日酔いでコーラ飲んで帰っちゃった。

なんでも朝ゲロ吐いて気がついたら婚約指輪がなくなってたとのこと。。

笑えないけど笑える。

楽しかった~。

とってもいい思い出がまた最後に1つできたよ。





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2007-11-14

すごいとしか言えなくて。。

平日なんだけどどうしても最後にもう一度メネンガイから見下ろすナクル湖が見たかった。

うわさで聞いてたクレーターを下から見下ろす高級ロッジに行ってみたかった。

で、仕事を休んで行ってみた。

何度見ても感動するこの景色。

青々とした山々。
でかい空と雲。
ナクル湖に映える雲と山。
ジャカランダの紫。
フラミンゴのピンク。
ゴチャゴチャした町並み。

こんな景色は世界でここだけだと思う。





2時間ほど歩いてマタトゥに乗ってマイルサバへ。

そこから30分ほど歩いたところの崖の淵にそのロッジはあった。

すごい。

すごいとしか言いようが無い。

こんな景色を前にシャンペンなんて飲んでしまって気持ちよすぎてなんだか夢の中みたいな気持ちになって、フワフワしながら何時間もその景色を見ていた。

いつか、また来よう。

そんな風に思ったのでした。



写真じゃ伝わらないんで。。想像してみてください。



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2007-11-10

レイクボゴリア




ボゴリア湖ってのがナクルから200Kmくらい北西に行ったところにある。

そこは間欠泉があることで有名なんだけど、たいした動物も見れないから
行く人も少ない。

じゃぁ、最後にみんなで行ってみましょう!

ってことでナクル近郊の隊員で行ってきました。

途中の景色を見ながら "あー、なんてケニアって美しいんだろ。。" って
思うこと2時間30分。

そこはまた信じられないくらい美しいところだった。




大きくそびえる山のふもとに広がる湖にフラミンゴが飛んでいる。

ナクル湖と比べると数はぜんぜん少ないんだけどどういうわけかピューピュー飛んでる。
ナクル湖のフラミンゴはじっとしながらブーブー泣いてるだけだからなんだか感動。

で、誰かが取り付けたようなところに間欠泉が勢いよく飛び出してる。

熱湯に卵を入れて温泉卵を作ったよ。

ケニア人もたくさん来てて蒸気をケツにあてて大興奮してる。

なにしてんの?って聞くと「いいからお前もやってみろ!」

ってことでケツを蒸気に当ててみる。

なんだか笑いが止まらなかった。

素敵なところだった。






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2007-11-06

ノーコンドーム!ノーセックス!・・・笑わせんなよ!!

エイズ対策プログラム会議に参加していろいろなことを話し合った。

そろそろ日本に帰るっていう俺にとって今さら何を得ようって気もあまりないんだ
けれど、どうしてもエイズについて考えると熱くなってしまう。

ケニアにいるとエイズ対策というと啓発とかコンドームとかそういった問題よりも
データの取り方とかカスタマーケアとかそういった事務的な改善の活動が多い。

特に俺はエイズの現場で働いているわけじゃないから時としてエイズという病気を
普通の病気と考えてしまいがち。


だけど、帰りに寄ったエイズ対策隊員の配属先で久しぶりにエイズの現場をのぞいた。

田舎の街でさらに田舎に行ってモバイルVCTサービスについて行ったんだ。

前にも何度か参加したことはあるんだけど、やっぱり彼女たちはすごい。

データの取り方、カスタマーケアだけでなくてBehavior Change(行動変容)を
本気で考えてる。

そんな彼女たちも「自分が変われないのに他人の行動を変えるなんてね。。」って
笑いながら言ってる。




別に変えなくていいんじゃない?

"私はセーフセックスしかしません!"

なんて人の言うことなんて誰も聞かないでしょ。


最近エイズに対して思うこと。

"エイズがセックスをコントロールするな!"

ってこと。

セックスってのは人類の営みそのものだ!

俺は大好きな人ならエイズだろうとセックスしたい時にするさ!

だから、エイズのことを知るべきなんだ。

でしょ?





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2007-11-05

結局は金だぜ



エイズ対策プログラム会議というエイズ対策関連の専門家と調整員と隊員が集まる
会議がキスムで行われるということでやってきました、
ビクトリア湖畔のケニア第3の都市キスム。

初日は移動日ということで何も予定されていなかったんだけど
それじゃもったいないからってことで同期のエイズ対策隊員にキスムのVCTをいくつか
案内してもらったんだ。

評判のいいところを中心に回ったってこともあるけど、すごく良くできてる。

ケニア人がケニア人でもっといいサービスを広げていこう!ていう気持ちが起きたら
もう、ケニアにエイズ対策隊員なんていらないんだろうね。

だけど、地方のVCTや政府系のVCTはやっぱり問題山積み。。

お金がないから?




それだけじゃないんだろうけど、それがほとんどでもある。

世の中金です。

人間はそういう風にできてるんだ。

そうじゃない人ももちろんいるんだけど。

それを理解しないと何も見えてこない。何もできない。

でしょ?



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2007-11-04

本日の言葉(ザンビア)

The wise continues while the fool is always beginning.

Zambian proverb






いつも何か新しいことをしている人は実は何もやっていないんだ。

意味の無いようなことをコツコツとやってる。

周りから笑われるくらいに地道にやってる。

本人だって辛いに決まってるけど、信じて、ただひたすら信じて。


継続は力なり。


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2007-11-03

怪傑ゾロ、エガトン城にて結婚する

きょうはイェローの結婚式。

エガトン卿のお城で盛大に結婚式をやったんだ。

俺とデイダンはPA担当。

って言っても俺はPAシステムの扱い方知らないからただのんびりと結婚式を見てた。

ケニアの結婚式ってみんなでおそろいの服を着るんだよね。

で、イェローたちの結婚式のテーマは怪傑ゾロ。

かっこいいでしょ?





きれいなお城の前でずーっと踊ってるんだ。

俺もこういう野外の結婚式をしたいなぁって改めて思う。

でも、やっぱり最後のほうは雨が降ってきちゃってみんな凍えていたんだけどね。

すごい金持ちだからなんだかケニアって感じがしないんだけど
やっぱりママたちがキクユの結婚式の歌を歌った時は感じたよ。

やっぱ、結婚式はいいね。

おめでとう。イェロー。






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2007-11-02

やさしさとは PartIII

やさしさについてここ数年考え続けてきた。

"やさしい"というのはどういうことかなのか。


やさしいことは相手を甘えさせはしないか?

やさしさを求める人はやさしくないのか?


まだ良くはわからないけれど、今は思う。

やさしさは強さだ。

全てを受け入れるだけの強さだ。

そして、受け入れられないものにつぶされてもいいと決める覚悟だ。



真から心を開けば人は傷つく。
それを受け入れる強さなんだ。

と、思う。


俺はやさしくなれたのだろうか。


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29歳の誕生日は黒い人たちに祝われた

今日は俺の29回目の誕生日。

これといって予定も立ててなかったんだけどデイダンから電話が来た。

"きょうコージの誕生日だって言ってたよね"

え!覚えてたの?

絶対忘れてたと思ってた。日本人だってすっかり忘れてしまってるのに。。

で、デイダンは俺を食事に誘ってくれた。

場所はエチオピア料理屋。



ケニア人にはかなり高級な部類に入るこのシャレたレストランで俺はデイダンと
その彼女のノラに29歳の誕生日を祝ってもらったんだ。

デイダンは実はエチオピア料理を食べるのが初めてでインジェラを見て
最初は食べ物だと気づかなかった。

しかもインジェラが口に合わないようでチャパティで食べてた。。


"コージ。29歳の誕生日は絶対忘れないな。黒い人に祝われたんだからな。"

デイダン。ホントにありがとう。

なんだかとてもうれしい誕生日だった。





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2007-10-27

100%本気で遊ぼう




あいつが1000km離れたところから日帰りでモンバサにやってきた。

映画を撮るためだけに。

往復移動時間28時間。モンバサ滞在時間8時間。

で、あんまり人のいないビーチで3人で映画を撮ったんだ。

今回はちゃんばらシーンがメインでケニア人の子供たちも日本人が
忍者みたいなことやってるから大興奮。

俺たちも次第に大興奮しちゃってすっげぇ良いシーンが撮れた。

その後は子供たちと狂ったように水遊びして、アイスクリーム食べて、
オールドタウンを見下ろせる屋上でスイカ食べたんだ。

楽しかったぁ。

なんだか、ケニアを満喫しちゃったって思う。

もう、日本に帰ってもいいかなぁ。。
ていうよりしおどきかなぁ。。って思った。





バスは予定より7時間遅れてナクルに到着。

こんなところもケニアっぽくって俺は大満足だった。

もう、帰国準備ですな。










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2007-10-24

やっぱり海はいいのです



午後は昼寝。

午前中も昼近くまで寝てたんだけど、怖いくらい寝れるんだよね。この島。

でも、せっかくだからということで歩いて40分のシェラビーチへ。

干潮の時しか歩いていけないビーチ。

あんまり期待はしてなかったんだけどね。



きれいだった。

海はどこだって海だ。

沖縄の海のほうがきれいだ。

でも、イスラムの街にあるビーチにマサイが歩いていてダウ船が目の前を走ってて
でっかい夕日が沈んででっかい月がこんにちわしてる。

帰りは月夜の中をロバに乗って帰ったんだ。

俺はこの島が好きだ。



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絵を描いていたいだけ




ラム島二日目。

のんびりするのに最適なこの島ではあまりにのんびりしすぎてしまって
何もしないで帰ってしまいそうだ。

でも、それが一番の贅沢なんだろうなぁ。。

こんな島でもあっちこっちと朝から晩まで歩き回るような人と一緒
じゃなくてよかった。


それでもさすがにちょっとは動いたよ。

街中で写真をパシャパシャ撮ってると"ロバ乗らない?"って声をかけられる。

せっかくなので、ということでロバに乗って街を散策。

そこらじゅうをロバが荷物や人を乗せて歩いている。

そう言えばこの島には車はない。

正確には車が通れる道路がないから車がないのだ。


しばらくしてドレッドヘアーの兄ちゃんに声をかけられる。

"子供たちに学校を建てるために絵を売っているんだ"

ケニアでは腐るほど聞くこの台詞。

でも、その絵がちょっと気になったからそいつのアトリエに行ってみた。

そしたらやっぱりいたんだ。こんな島にも愛すべき人たちが。


キクユ人であるベン、カランジャとエリック。
絵を描きたくてあちこち旅しているうちにこの島にたどり着いたという彼ら。

子供たちに学校を建てたいというより自分たちが絵を書き続けていたいだけ。

彼らは難しいことを考えてるんじゃなくてそんな場所を作りたいだけなんだ。

わかるよぉ~。それ。

いいでしょ、このアトリエ。

"Cluture Art Exhibition" ぜひ、行ってみてください。


そこで俺のT-shirtsコレクションでダントツ1位にランキングされるT-shirtsを
カランジャに描いてもらったんだ。

すげぇ、気に入ってるんだ。










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2007-10-23

この島に着いたのは偶然なんかじゃありません



暑さで目を覚ましマタトゥに乗ってバオバブの林を抜けてマリンディへ。

でも、目的地はマリンディじゃない。

マリンディへ着いてブラブラしてから空港へ向かう。

当然、目的地は空港じゃない。

2時に出るという飛行機がマリンディ空港を出たのは4時。

インド洋とケニアのジャングルを見下ろすこと30分。
とある島に飛行機は着陸した。

でも、その島が目的地でもない。

その島から船に乗って見えてきたその島こそが目的地だ。



世界遺産の島。

ムスリムの島。

島の交通手段はロバ。

安ホテルの屋上でこっそり入手してもらったビールを飲みながら
でっかい月とにらめっこ。

ゆるやかな時間がここにはある。

初めてなのに懐かしいような島。

ここはラム島。







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2007-10-22

最後の休日




今週急にワイナイナがディストリクトへ出張になった。

俺も連れてって!とたずねても車の空席がないので断られた。。

これはもう最後の休暇に出るしかない!

"モンバサへ行ってくる!"


ワイナイナは悔しがっている。


"コージ、俺は海を見たことがない。船を見たことがない。飛行機に乗ったこともない。
イカとかタコとかも食べてみたい。"


そんなところにキプトーン宛の業務命令書が届く。


「モンバサへ出張。移動は飛行機。」


"コージ。。俺は病院もないようなマラクウェットへ出張でコージとキプトーンは
モンバサにいくのか??"


ポーレ。。


ということでバスに乗って11時間。やってきましたモンバサ。

ケニア第二の都市、港湾都市、リゾート!!


しかし、暑いなぁ。。

移動の疲れもあって同期の隊員(トシちゃん)の家でゴロゴロしてたら、
トシちゃんから電話が。


"俺の友達が防空壕で犬と一緒に暮らしてるんだけどそこで泳いでビール飲もうよ"


暑さと疲れも"犬"、"海"、"ビール"のゴールデントライアングルの響きで忘れてしまう。


そこは、断崖絶壁の草むらだった。

そんなところに第二次世界大戦中に作られたという防空壕があった。

そして、キクユ人のポールと犬のクチが現れる。

クチはトシちゃんを見ると大興奮してシッポ振って腰振ってる。

でも、トシちゃんこんな断崖絶壁で泳げるの?

そしたらポールが"ついて来い!"といってしばらく歩くと昔ポルトガル軍が掘ったというトンネルが現れる。

そこを降りていくと洞窟になっていて海に出られるのだった。

秘密基地みたいなところからウニだらけの海を泳いだあとに崖の上でビールを飲む。

そしたら、でっかい月が現れて海が白く輝き始めた。


"犬"、"海"、"ビール"そして"月"。

完璧なモンバサの初日。




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2007-10-20

本日の言葉(エチオピア)

The fool speaks, the wise person listens.

Etiopian Proverb 20, Oct







Am I fool or wise?

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2007-10-19

インジェラを雑巾と呼ぶ人は嫌いだ

新隊員がナクルへ任地訪問ということでやってきた。

で、食事でもしましょうか。

ということでナクルのエチオピア料理屋へ。

シロ、ドロワットなどをインジェラで頂く。

隣の国なのにこんなにも料理が洗練されているエチオピア。
行ってみたいなぁ。。

それにしてもケニアの料理は酷い。
きっとケニアにも料理はあったんだけど、駄目になっちゃったんだろうな。

イギリスめ!!

で、その後は何人かとまたStage Viewで酒を飲む。


ンブルはいつも以上に酔っ払っててずーっと

"俺の親父はマウマウのリーダーだ!" って言ってる。


その後は俺の家でまた飲む。

明け方までアツーく語って倒れこむように眠る。


意外とこういう時間なんだよね。

想い出に残るのってさ。





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2007-10-17

マイ プレイス




それはStage view Bar。

俺が週に2,3回は飲みに行くBar。

治安の悪いケニアでは隊員も外で飲むよりは家で飲む人が多いから
あまりケニアのローカルバーを知らない人が多い。

で、俺の家に客が来るとそこへ連れて行くんだけどそこでハマってしまう人もいる。

"コージさんが帰る前にぜひもう一度Stage Viewで飲みたい!"

ってことで今日は3人やってきた。

平日なんだけどケニアのローカルバーは曜日なんて全く関係なくて
盛り上がってるわけです。

リンガラミュージックが程よいボリュームで流れてて、よく見るととても
シャレた内装が施されてる。


いっつも同じ顔。



マコピオ
歯医者さんで日本に行ったこともある。分けわからない日本語を
たくみに駆使し、いっつもベロベロになるまで酔っ払ってる。

オモンディ
近所のパン屋。でも、仕事しないでいっつも酒飲んでる。
最近はパン屋を止めて市議会議員に立候補するらしく政治活動に勤しんでる。

ンブル
ナイロビ大学医学部を出た医者。副業でレッカーサービスをしてる。
コテコテのイギリスなまり英語でめちゃめちゃ面白い話を聞かせてくれる。
ナイロビ大学時代に日本人に教わっていたらしくその人の名前
ショージロ・ミノが口癖。

ンジョロゲ
肉屋の店員。いつも優しい笑顔で俺に良い部位の肉を焼いてくれる。

ワンガリシスターズ
StageViewの店員3人娘。みんな超デブ。でも、毎日笑顔で
酔っ払いの相手してるのは尊敬に値する。

ムゼー
StageViewのオーナー。名前は知らないんだけど退役軍人でそのオーラは
半端じゃない。普段は店に顔を出さないんだけど店でイザコザが起こると
どこからとも無く現れる。すると誰もがおとなしくなってしまうのだ。


みんなも楽しんでくれて俺もハッピー。

いつか、StageView日本支店をオープンさせたいなぁって結構本気で考えてる
今日この頃。

ホントにいい店だ。
こんな店が歩いて行ける距離のところに住めた俺はチョー幸せだ。




写真はンジョロゲ(上)、ンブル(下)。


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2007-10-14

週末は洗濯物が乾くのを見てるのが好きだ





う~ん。日曜なのにやることがない。。

今まではやることのない日曜日が大好きでのんびり洗濯物が乾くのを見てるのが
贅沢な時間だった。

でも、帰国が近づくにつれて何だかそれがとてももったいないように思えてくる。

ホントはもったいなくないんだけど、やっぱり遊びに行きたくなる。

で、何人かの友達に電話してみるんだけどケニア人は"いいよ~"とか言ってるけど
断ってるのがニュアンスでわかる。
(これってかなりの成長だよね)

日本人はみんなきっちり予定を立てて週末遊んでたりするから"今日遊ぼうよ~"と
言っても"今、ナイロビなんだよねー"とか言われる。



それでも何とか一人捕まえてそいつの家で酒を飲む。

アツーい会話に花が咲き気がつくと750mlのラムが空に。

翌日は信じられないくらいの二日酔い。

こんな日もあるね。





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2007-10-13

NO PLANでもいいんじゃない?

帰国も近づき、週末も貴重になってくる。

できるだけ予定を決めて遊ぼうと思ってるんだけど
そこはやっぱりケニア人。

"今週、遊びに行く予定だったよね?"

"え??明日電話するよ。"

もちろんかかって来ない。

デイダンは最近できた彼女にクビったけで俺と遊んでくれない。

ワイナイナは"事故った"らしく、いろいろと忙しいと言う。


おーい。

この貴重な週末を俺はパソコンのマージャンゲームしてますよ~。

このままじゃイカン!!

ってことで一人で夜の街へ。


一人では出歩かないようにしてたんだけどね。

ラグビーのワールドカップ イングランド-フランス戦が見たかったので。

そしたら、やっぱり知ってる顔がいるわけで、楽しく酒飲んで
ラグビーも盛り上がっていい感じ。

予定を決めて遊ぶのって実は俺も好きじゃないんだよね。

遊ぶ時くらいノープランで行き当たりばったりで行きたいものよ。




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2007-10-11

中年小僧




ボニフェス。

ワイナイナの友達。近くの病院のヘルスレコードオフィサー。

で、最近はワイナイナとボニフェスと3人で遊ぶことも多い。

ワイナイナとボニフェスは二人とも40過ぎてて子供もいる。
けど、ホントにスケベな話題ばかり。

高校生みたいなことばかりしてる。

今日も仕事が終わって3人でタウンの繁華街で立ち話。

"おい!あの女見ろよ!メチャいけてるじゃん。"

"うぉー。チョーマブイじゃん。"

"おい、おい。あっちからもスゲェいい女が歩いてくるぞ。"

"ありゃ、やれるな。間違いない。"


昼間も電話で話してる。


"何してるの?"

"セックスしてるよ"

"今、何発目?"


若いというか、子供のままというか。

でも、こういうおっさんて日本にもいるよねぇ。

ただ、彼らが言ういい女ってのがみんなおばちゃんですごいデブ。
そのあたりがケニアなのかな。



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2007-10-06

ムラティナ~

今日はムラティナパーティー。

ムラティナってのはケニアの地酒で蜂蜜からできたお酒。
以前飲んだことがあるんだけどホントにおいしくってすごく楽しみにしてた。

だからナイロビである新隊員の歓迎会を断ってまで今日の日を待っていた。

ホストはンブル。彼はいっつもスケベな話をする日本にもいるエロいおっさんだ。

で、3時30分集合だったんだけど始まったのは6時過ぎ。

その場にいたのは15人くらいのコミュニティのムゼーたち。
ここナクルは都会だから日本の町内会みたいな感じ。

でも、ここのコミュニティは金持ちが多くて弁護士や医者、銀行員とかばかりで
かなり金回りがいい。


次から次へとやってくるニャマチョマとムトゥラー。
(ケニア式焼肉とソーセージ)

そしてビール、ウィスキー、ウォッカ。

でも、待てど待てどそのムラティナが出てこない。

"ンブル、ムラティナは?"

"無いよ。"

どうやら材料の1つであるトカゲの尻尾が手に入らなかった。

てのは冗談でいちおう違法であるムラティナはこういうパブリックの場では
提供できないらしい。

最初から言えよ!って感じだけどまぁ楽しかったからいいか。

しかし、今日だけで3頭のヤギがこの場で絞められた。
まだ温かいヤギの肉を余すとこなく完食。

日本で食べたヤギはかなり臭かったけどケニアのヤギはホントにおいしい。

ニャマチョマ。

きっと日本に帰ってから恋しくなるんだろうなぁ。。




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2007-10-04

イライラ

職場のコンピュータがウィルスにやられてインターネットを止めている。
全部止めてたからみんな文句は言ってるけど納得はしていた。

ホントは全部のコンピュータのウィルス駆除が終わるまでネットの再開は
しないつもりだったんだけどなんせコンピュータの数もかなりの数だし
対応するのは俺とワイナイナの二人だけ。

しょうがないから直ったコンピュータからネットに接続した。
予想してたことだけどみんなの不平があちこちから俺に来る。

"俺のはまだ?"

"このコンピュータ使ってもいい?"

ってのが10分おきにやってくる。

俺は最初は "もうちょっと待ってて" なんて優しく言ってたけど
本当にうっとうしくてここんところシカトしてる。

でも、なかには

"コージ。本当に緊急でメールしなくちゃならないの。" 

と言ってくる人もいてちょっと使わせるとまた問題がおきる。

"なんで、あいつには使わせて俺には使わせないんだ!"

"お前はエロサイト見るだけだろ!" 

とはさすがに言えないけれど俺の我慢も限界に来ている。

ちくしょう!コンピュータなんてお前らには必要ねぇ!!



"俺って何しにここに来たんだろう・・・"


つくづく俺はコンピュータが嫌いなんだと思う。

日本でそれは気づいていたことなんだけどね。。。


実は短期のボランティアでケニアのエイズ対策の組織でコンピュータエンジニアを
JICAが募集していて俺にも声がかかってたりするんだよね。

ケニアにもう一度住めるってのはとても魅力的なんだけどもうコンピュータは嫌だよ。

あーイライラする!




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2007-10-01

鍵がないならモンバサへ




今週はウィルス駆除週間。

職場にあるすべてのコンピュータ(25台)のウィルス駆除をすることになっていた。
(実際はめんどくさいからフォーマットするんだけどね)

ろくに仕事もしていない同僚もインターネットが見たいから

「コージ!早くやってよ!」

とうっとうしいことを言ってくる。

とにかく早く終わらせたい。

で、職場に着くとオフィスの鍵がかかっている。

鍵を持っている人に聞いてみると「キプトーンが持ってる」と言う。

え?キプトーンは今週ナロックに出張だけど・・

キプトーンに電話してみると「ロナルドが持ってる」と言う。

ロナルドに聞いてみると「俺は持ってない。キプトーンには会ってもいない」と言う。

もう一度キプトーンに電話してみると電話に出ない。。

「Kusottare!」

ワイナイナは覚えたての日本語で罵る。

がっかりと言うかいつものことだから怒る気にもならない。


「俺、今週モンバサ行ってこようかな。。」



ってけっこう本気で言ったら

「今から鍵を壊す!」ってことになった。

ボロボロのノコギリをどっから持ってきてガリガリやり始める。

ケニアの鍵はしょぼいからノコギリでも簡単に切れるんだけど
うちのオフィスの鍵はトライサークルと呼ばれる評判の高い鍵。

びくともしない。

「俺昼飯食べてくるねー」

と言って外へ行く。

暇だから近くの隊員を誘って飯を食べに行ったらワイナイナから電話。

「開いたよー」

"あぁ、モンバサ行きたかったのになぁ。。"

と思ったら仕事する気が無くなってビール飲んじゃった。

何か最近仕事する気がしないんだよねぇ。。



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2007-09-30

ハクナマタトゥ

今日はワイナイナの家に遊びに行った。

家ではワイナイナはお父さんだった。

ワイナイナと奥さんと子供が2人。それと妹の子供が4人。そしてネコ。

奥さんの耳を気にしてるのか父親の威厳を意識してるのかワイナイナは
政治の話とか仕事の話とかしていて退屈。

そんな俺の態度を感じたのかワイナイナは

「ちょっと外へ散歩しに行こう」と言った。

行き先はやっぱりPub。

家を出て酒を飲み始めるといつものワイナイナに戻る。

同僚の悪口。女の話。キクユ人の自慢話。

いっつも一緒にいるのに彼と話しているとホントに面白くて笑いが止まらない。

気がつくと暗くなってきた。

ワイナイナの家はタウンからけっこう離れてるので家に帰るのを気にして
「そろそろ、帰るよ。」と言ったら「もう1本飲もう。」と言われた。

「何時までマタトゥ走ってるの?」

「9時までは走ってるさ。」

「そっか。じゃぁもう一本だけね。」


ということで8時30になったころに帰ろうとしてマタトゥステージへ。

ぜんぜんマタトゥが走ってない。。

「ねぇ、今日は日曜だけどホントに俺は帰れるの?」

「あ。。日曜か。。でもマタトゥはある。もう少し待とう」

と言って1時間が経過。

まってる間もどうしようもないような話をしているうちに

「コージ。今夜は泊まっていけ。」

ってことに。

仕事のある日は家に泊まりたいタイプなんだけど帰れないんだから仕方ない。

しっかりしてくれよな。ワイナイナ。


でも、満天の星空が見えたからいいか。




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2007-09-29

クレーターで野球しよう!




映画好きな同期がかねてから言っていた俺たちの協力隊記念映画の撮影が
ようやく行われた。

ホントはみんなでモンバサに行って撮影する予定だったんだけど
みんなの予定が合わなくて距離的に中間に位置するナクルで撮影が
行われた。

メネンガイクレーターという巨大な火口で野球をするという設定。

で、朝からみんなでお弁当持って俺の家からピクニック。

そこは本当にきれいなところ。

リフトバレーを見下ろせる。
フラミンゴでピンクに染まったナクル湖を見下ろせる。

天気も良くて最高にきれい。

クレーターまで俺の家から徒歩で4時間ほど。

途中ですっごくきれいなところがあってそこでお弁当を広げる。
あんまりきれいなんで「ここで映画撮ろうよ」って誰かが言い出した。

誰も文句のある人はいなくて俺たちは
でっかい空とでっかいリフトバレーとナクル湖を見下ろす原っぱで
牛とロバに見られながら野球をしたんだ。



誰もストーリーとか理解してないんだけどそいつを信用してるから
きっといいものができると思って撮影したんだ。

いっぱい笑いながら、真剣に映画を撮ったんだ。

出来上がりが楽しみだな。







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2007-09-25

Shopping in Nairobi




ワイナイナとナイロビへ。

お買い物をするために。ナイロビへ。


オフィスのコンピュータがウィルスにやられてしまった。
その対処のためにいくつかモノが必要になったから。
その他にもいくつかコンピュータの備品が必要だったから。

もちろんすべてはナクルで入手可能。

ナクルのたいていのコンピュータショップはガラクタみたいな物を
売ってるんだけど1つだけ信用できるショップがある。

そこで買えば問題ないんだけどある問題がそうさせない。

去年、俺がアンチウィルス(ネットワーク版20ライセンス)を購入しようと
提案してお金が下りてその店から買おうと思ってたらとある同僚に
裏切られてそのお金は海賊版のアンチウィルス1ライセンスに化けた。

その製品はネットワーク版じゃないし、サーバーにはインストールできない。

10万円の予算が5000円の商品になってしまった。

もちろんそいつはその信用できるショップじゃなくて知り合いのガラクタ屋
から購入して9万5000円ほどがあいつの懐に消えた。

この時は気づかなかったんだけどその信頼できるショップからすると
この時彼らも騙されたことになる。

俺が10万円の商品を買うといって用意してくれてたのにそのクソ同僚は
そこでは買わなかった。

俺がきちんとフォローしてれば良かったんだけどね。。

彼らにしてみればもう俺たちは良い客ではなくなった。

だから、今回いろいろと買おうと見積もりをお願いしたんだけど
ぜんぜん見積もりが出てこない。

メールも返信無い。電話も出ない。出ても「明日ね。」と言われる。

そんなこんなで俺はナイロビまで行かなければならなくなったのだ。


ナイロビでは何でも手に入る。
競合者も多いから値段も安くなる。

そして浮いたお金はワイナイナの懐へ・・・。

もう、俺は何も言わない。

こうしたことは日本でもある。
隊員だって交通費上乗せしたり損害保険を虚偽申請したりしてる人もいる。

でも、気づいてほしいのはそうやって自分の首を絞めているってこと。

誰かが不正をすれば誰かが不正を取り締まろうとする。
そうして無駄な手続きや無駄な仕事が増えるんだ。

日帰りでマタトゥ300km移動。
帰りは遅くなっちゃって怖かった。

もうこんなの嫌だよ。

でも、帰り道の夕焼けに染まったロンゴノットがきれいだったからいいや。





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2007-09-23

涙もろいのは歳のせい?




俺のバイブルとなりつつある漫画 

『同じ月を見ている』

読むたびに泣いてる。むせび泣いている。

でも、さすがに何度も読んでると涙も出てこなくなりそうで
しばらく読んでなかった。

というか忘れてた。

そういう時は読む時じゃないんだと思う。

で、今日どういうわけか読みたくなって読んでみてやっぱり泣いた。

どうしてこんなに涙が出るのか分からないくらい泣いた。

俺はそんなに本や映画で泣くほうじゃないんだけどね。



その後友達から借りた『ホテルルワンダ』を見た。

前から見たかったんだけどなんとなく巡り合えなくて
今回ようやく巡り合えた。

あんまり期待はしてなかった。

実際に内容はそれほど素晴らしいとも思えなかった。

何でルワンダでみんな英語しゃべってんだろ?っても思った。

だけどやっぱり涙が止まらなかった。

それは同月で涙腺が弱まってしまったからかもしれないけれど
やっぱり単純に家族や仲間がバラバラになるってことの悲しさが
俺の中で強く感じるようになったようにも思える。

これって歳をとったってことなのかもしれないけど、
こういう感情を積むことができるのなら歳を取ることは悪いことではないね。


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2007-09-21

先輩として、人として

新しくナクルにきた隊員がこう言う。

「わたし、日本に帰りたい。。」


来たばっかりじゃないか!
そのうち、楽しくなるよ!

なんて思うけど気になることがある。

実は以前も同じ街に隊員がいた。

俺より3ヶ月ほど後に来たその隊員は3ヶ月くらいで
ホントに日本に帰っちゃった。

理由はいろいろあって深刻な問題も抱えていたらしい。

だから、俺がどうこうしたからって彼女の帰国を止めることは
できなかったのかもしれないけど今でも気になってる。

俺がもう少し彼女の気持ちを聞いてあげていたら。。。

あの時は俺も来たばっかりで人のことまで面倒見てられなかった。
でも、話くらいは聞いてあげられたんじゃないだろうか。。

そんな思いをずっと引きずっていた。


そして新しい隊員の悩みを聞いていて思う。

悩み自体は協力隊員なら誰でも抱くような悩み。
だけど、それを伝えられる人。理解してくれる人がいるかどうかなんだ。

俺はやっぱり恵まれていたんだな。って。
同じ街に同期隊員が二人もいたし近所には他にも日本人が住んでいたり。

もちろん完全に理解してくれる人なんていやしないんだけど、
悩みなんてのは人に話してしまえばたいていは解決してるもんで、
本人が解決できないような悩みは俺には解決できないわけで、
それでも俺にできることも何かはあったりするわけだ。


引っ込み思案なくせに気の強いその新隊員。

俺ももうすぐ帰っちゃうけれど何とかその隊員がケニアで
いい時間をすごせるような手助けをしたいと思う。

とりあえずあまり酒を飲まないその隊員とゲロ吐くまで一緒に
飲んでみようと思う。


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2007-09-20

クソ野郎ども

ケニアのコンピュータはウィルスによって壊滅の危機に直面している。


"コージ。私のコンピュータの調子がおかしいんだけど見てくれる?"

"うーん。これはウィルスに感染してるね。"

"じゃぁ、直してよ。"

"あんたも保健局のオフィサーならわかると思うけど一度感染したら
直せないウィルスもあるんだよ。HIVみたいにね。"

"え!そうなの?じゃぁ、どうすればいいの?"

"とりあえずこのコンピュータは使わないで。他のコンピュータに感染しちゃうから。"

"わかったわ"


って言って職場を1週間留守にして帰ってきたら職場のほとんどの
コンピュータが感染してた。

これはやばいと思ってネットワークも落としてみんなに注意を促した。

でも、次々に感染していく。

よく見てみるとみんな平気で感染したコンピュータやUSBを使いまくってる。

"おい!感染するから使うなって言っただろ!"

"でも、この仕事しろって言われたんだもん。
ところでコージ。このコンピュータちょっとおかしいんだけど、見てくれない?"

"だから、そのコンピュータは感染してるんだって!"

"え!そうなの?じゃぁ、どうしましょう。"

"だから、このコンピュータは使わないで。他のコンピュータに感染しちゃうから。"

"わかったわ。"

と言った直後にUSBを刺している。


・・・俺の説明が悪いのか?ワイナイナ?


"あいつらは無能だ。"



せっかく俺とワイナイナが作り上げたシステムもすべて感染してしまって
トレーニングも途中で中断。

とにかく、アンチウィルスを手に入れなければならない。

必死の提案でようやく購入の許可が出た。

でも、思い出すのは去年の悪夢。

同じ状況でアンチウィルスを買おうとしたらだれかがその金を不正に使ってしまった。

だいたい犯人はわかってる。

そいつに任せてるとまたお金がなくなるから、ずーっと目を光らせているんだけど、
そいつは俺の目が離れるまで処理を進めないつもりのようだ。

"いつ、金が用意できる?"

"今、忙しいんだ。明日には用意できる。"

そしたら次の日そいつ "犬に噛まれた" と言って仕事を休んだ。。

どうなってんだこのオフィスは?ワイナイナ?


"あいつらは無能だ。"


うぉーーーーーーーーーーーー!俺はもう少しで日本に帰るんだぞ!

犬に噛まれたっていう嘘のせいで俺は計画半ばで帰国するのか!

ワイナイナは俺が帰ったら職場を変えるって本気で言ってる。

そのほうがいい。

彼がここにいたら間違いなく誰かを殺してしまう。

俺の最後の仕事はワイナイナの新しい仕事先を探すことだ。



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2007-09-18

俺はケニア人ではない。

この頃はワイナイナとずーと一緒にいてどうでもいいことばっかり話してる。

だいたい他の同僚の悪口。

それに刺激されたってわけじゃないだろうけどワイナイナもどんどん過激に
なってきてる。

"このオフィスは最低だ。無能なやつらばかりだ。"

それは事実。

だけど、ある日。

ワイナイナが内ポケットの包みを取り出してこう言った。

"コージ。これが何かわかるか?そう。ナイフだよ。俺はこれでルトーを殺すんだ"


ことの経緯はこうだ。



ルトーというスタッフはかなり高位のスタッフで陽気なおっさんなんだけど
たちの悪いジョークを言う。

部族的で政治的なジョークを。

そして彼はワイナイナを何度か侮辱したのだ。

"ヘイ、ムンギキ(キクユ人のギャング集団)!キバキによろしく言っといてくれよ"

ムンギキ:キクユ人のギャング集団
キバキ:ケニアの大統領(キクユ人)


ワイナイナは憤慨しながら"俺は本気だよ。殺すんだよ。"と言っている。

でも、彼はいわゆる野蛮な人間ではない。
彼はオフィスのトップに忠告した。

"これ以上ルトーが俺を侮辱するようなら俺には用意がある" と。


ワイナイナはキクユ族のプライドとしてルトーを殺すというのだ。

笑ってはいるけどケニア人なら、ワイナイナならやりかねない。

俺も必死で止めようとした。ルトーにも忠告した。

そしたらワイナイナはこう言った。

"わかったよ。殺しはしない。
でも、あいつがもしこれ以上俺を侮辱するようだったら
俺はあいつをナイフで切りつける。
一生消えないキクユ人に切りつけられた傷を残してやる。"

"でも、警察に捕まるよ。それかカレンジンに復讐されるかもよ。
家族が悲しむだろ。"

"そんなのは関係ないんだ。キクユ人のプライドのほうが大切なんだ。"

"俺はいやだよ。そんなこと。"

"コージ。ここはケニアなんだよ。"

"・・・俺はケニア人じゃないけどワイナイナの友達として言ってるんだよ。"

"・・・、ルトー次第さ・・・。"

結局、トップの仲介もあってワイナイナがナイフを使うようなことは
今のところ起きていない。

でも、いまだにワイナイナはナイフを持ち歩いている。。

俺には、日本人には止められない。
でも、ワイナイナが何かを感じてくれることを祈っている。
そして、いつものようにワイナイナがナイフのことを忘れてしまうことを
期待している。

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2007-09-15

骨は捨てないでね!ライオンが来るから。

オーストラリア人のベンが引越しをするというので引越しパーティー!

ナショナルパークに隣接するその新しいベンの家は巨大な一軒家。

塀を越えるとそこにはライオンがいる。

そんなところでiPodを巨大なスピーカーシステムにつないで
大音量で音楽を流してバーベキューしながら酒を飲んで踊る。

今回は金持ちケニア人10名くらいとオーストラリア人が5名、イギリス人が1名
そして日本人が俺1名。

みんな面白い奴ばっか。

みんなカップルで来てたので俺はちょっと淋しい。。

「ところで、ベン。お前は何の仕事をしてるんだい?」

「親の牧場経営を手伝ってるんだよね。
ナロックとナイバシャとンジョロに牧場があるから住むには
ナクルがベストなんだよね。」

ベンはレガシーとフォレスターとBMWを乗り回してる。

ベンの妹はジミー(ケニア人)と付き合っててジミーはBMWをもらったってさ。

ベンの彼女はとっても美人。




ベンよぉ。

お前はいい生活してるよ。

十分な金。
いい家。
いい車。
いい女。
そして、いい仲間。

俺がケニア人だったら外国人が自分の国の土地を奪って金儲けしてたら
絶対友達になんかならないけどな。

そこがケニア人の良いところというか悪いところというか。。

とにかく、こういう人生ってのもあるんだねぇ。。



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2007-09-14

ラグビーのワールドカップが見たい。

今日は予選の目玉、イングランド-南アフリカ戦。

地上波では放送されないのでタウンのClubまで行く必要がある。

試合開始時間はケニア時間の22:00。遅ーよ。

どうしようかなぁって思ってたらデイダンから電話がかかってきて

「今夜遊びにいこーぜ」

ナイスタイミング!

でも、デイダンはラグビーにまったく興味がないようで最近新しくできた
彼女とずーっと踊ってる。

俺はデイダンを置いて上のフロアーでラグビーを見てた。

で、また新しい友達ができる。


そういえば、デイダンと出会ったのも去年のサッカーのワールドカップのとき。
そう、おなじこのClubで。

これくらいの規模の街っていいなぁ。

友達が増えるたびにケニアを去る淋しさが増す今日この頃。


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2007-09-10

旅行の代償

1週間職場を留守にした。
JICAに呼び出されたついでにちょっと旅行に行ってみたから。


この役所で1週間留守にするのは1ヶ月職場を離れるのと等しい。

仕事のスピードが速いというのではない。

予想もできないような仕事の変化が瞬時に起こるから、
その現場にいないと全く真相が藪の中になってしまうからだ。

何も起こらないときは何も起こらないので今回はそれを期待はしていた。

ここのところいい流れで仕事を進めてこれていたし、ワイナイナに
託した仕事は確実にやってくれると思ってた。

ここのところ仕事ばかりだったから良い息抜きにもなるかな。くらいに考えてた。

でも、やっぱりここはケニアだった。



ワイナイナは与えられた仕事を全くしていなかった。
理由を聞こうにもワイナイナはディストリクトに出張に行ってしまっていた。

俺がいる間はワイナイナは俺と仕事をするというボスの文書を取り付けていたのにも
かかわらず、彼は一週間オフィスを留守にしてしまう。

ワイナイナが悪いわけではない。

本来ならケルーニョが行くはずなんだけど、今やもうケルーニョは俺からも
ワイナイナからもそして他の誰からも相手にされていない。

ケルーニョも開き直っちゃったのか最近は子供のように俺たちの仕事の邪魔をする。
見ていて哀れになるほどだ。

そんなだから他のスタッフが俺のいない隙を狙ってワイナイナを
連れ出してしまったのだ。。

彼らの気持ちも良くわかる。

ケルーニョよりワイナイナのほうがいい仕事ができるから。

だけど、俺はあと2ヶ月しかケニアにいないんだよ!
やることはまだまだあるのに~。

あぁ、この2週間のロスは大きい。

やっぱり職場を留守にはできない。。

行きたいとこ、やりたいこと、まだまだたくさんあるのになぁ。。




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2007-09-09

ケニアの日常

何もしてなくても何かが起こる。
それがケニアでの生活。

ある日の一日。

とんでもなくデカイ雹が降った。
ゴルフボールよりは小さかったけど戦場のような音とともに
荒れ狂ったように雹が降り続いた。。


そして、オフィスに雷が落ちた。
マジで一瞬俺とワイナイナがガイコツになったのが見えた。。


その後、大きな虹を見ながら家に帰ると近所の家が火事で燃えてた。。


消防車が来たらしいんだけどポンプが壊れてて結局タライをリレーして消火したらしい。。
野次馬に行ったらルオー族のおっさんがルオー語をひたすら教えてくれた。。

「ありがとうはエロカマーノだぜ。」

「さよならはオリーティさ。」

今、目の前で家が燃えてるときになぜこの人は俺にルオー語を教えてるんだろう???


眠った後だって何かが起こる。


物音で目を覚ました。

外を覗くと男が二人俺の家のすぐ裏に立っている。
時計を見ると午前2時。

It's 強盗タイム。

「とうとう来やがったか。。」

俺はどうしたらいいか必死に考えた。

サイレンを鳴らすべきか?
ガードマンに知らせるべきか?

いや、まだ彼らは様子をうかがってるだけだ。
下手に刺激しないようにすべきだ。

部屋の電気を点けてみようか?
携帯を鳴らしてみようか?

俺はセキュリティ会社に繋がっているアラームボタンに
指を当てながら心臓バクバクさせて様子を見守っていた。

すると、彼らが動き出した。

なにやら鎌のようなものであたりを刈り取り始める。

あぁ、命だけは勘弁してください。。と思ったとき彼らはそのまま帰っていった。

ガードマンに聞いてみたら

「あぁ、彼らはサトウキビを出荷しに行ったよ。」


明日は何が起こるんだろう?

毎日がワクワクです。


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2007-09-08

ハートにシュート 不完全燃焼・・・




ハートにシュート第4弾。
ってことでナイロビから500kmは離れているカカメガという街にやってきた。

移動だけでかなりバテテしまったけれど、グランドは全面芝で平地。
相手も今までとは違って本格的。
何かのケニア代表選手もいるらしい。

新しいユニフォームも用意して俺たちもやる気満々。

で、開始5分で首を痛めて退場。

どうやら日ごろの運動不足と長距離の悪路移動により首がおかしなことに
なっちまった様子。

試合もいいところまで行ったけど結局6-4で負け。

超不完全燃焼。。


しょうがないから夜はメチャメチャ飲んでやったよ。
久しぶりにメチャメチャ飲んでやったね。

何しにこんなとこまで来たんだろう。。

楽しかったからいいや。




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2007-09-06

おおきいみずうみ




ナクルから西へ。マタツに揺られること7時間。
やってきました。ここはケニアの西の果てのボンド。

今月帰国する隊員に会いに。
ヴィクトリア湖を見に。
そして、ケニアのウィスキーBond7をボンドで飲むために。


ボンドはケニアでも最貧困地域のひとつ。
エイズ感染率もかなり高い。

以前そこを訪れた隊員によると

「そこらじゅうから結核の咳の音が聞こえてきた」

という土地。


行ってみると、何てことないどこにでもあるようなケニア。

ルオー族の土地で陽気なルオー人だからどこ行ってもお祭り騒ぎかと
思ってたけどみんなすごくシャイで全然話しかけてこないし、俺が
話しかけると恥ずかしそうに隠れて行く。

そんなに暑くもないし、いいところだなぁって思ったのもつかの間
衝撃の事実を知る。


ボンドからヴィクトリア湖は見えない!!



ちょっと内陸に位置するボンドからはヴィクトリア湖は全く見えない。

ということで、隣の町にあるウセンゲビーチに行くことに。
彼女が言うにはウセンゲもあんまり見晴らしが良くないのでホントに見たいなら
そっからさらに奥に行く必要があるらしい。。

まぁ、見れなくてもいいかぁと思いながらウセンゲに超満員のマタトゥで行ってみた。

うーん。確かにレイクはあまり見えない。

だけど、気になる丘があったので登ってみようということに。

暇そうなケニア人にガイドをお願いして登ること小一時間。


アィ!

世界で2番目にでかい湖はまぎれもなく海だった。

はるか先の先まで続く湖。
ワニやカバがいるって言うけど、鯨だっていそうだ。

ティラピアも美味しかったなぁ。

アフリカはやっぱデカイね。










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2007-09-04

青年海外協力隊って必要なの?

コンピュータ分科会の2大柱のひとつである勉強会を実施した。


今回のテーマはより良いコンピュータ隊員の要請をつくるには?


調整員と一緒に過去と現在の要請内容と隊員の実際の活動内容を
照らし合わせるケーススタディを行った。

いろいろと新しい気づきなんかもあって "やって良かったな" とは思う。

でも、予想はしていたことだけどホントにJICAの要請ってあの紙1枚だけ
だってことに驚いた。


もちろん調整員は紙以外にもいろいろと調査をしているわけだけど、
あの紙だけで隊員は応募してJICA本部は隊員の適正を決めるということに
改めて驚かされる。

一度、イギリス版協力隊の要請書を見たことがあるけど何十枚からなる書類だった。

イギリスがすごいというより紙一枚でやってるJICAの方がすごいって逆に思っちゃう。

要請を開拓する調整員たちもJICAの正職員じゃなくて2~3年の契約。

この組織体制では俺たちがどれだけやっても協力隊は変わらないよなぁ。

まぁ、協力隊は協力隊なんだね。

40年以上も同じことやってるんだからね。意味はあるんだろう。




"富士に登らぬバカと富士に二度登るバカ"


協力隊は素晴らしい。が、二度やってはならぬ。



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2007-09-03

擬似カージャック体験




JICAの安全対策会議ということで全員ナイロビに集合。

久しぶりに同期と集まって帰路変更のことや帰国後のことなんかを話したり。
あぁ、ケニアにもう住めなくなっちゃうのかぁ。。


で、本番の安全対策だけど午前中は大統領選挙に向けての対応の説明を受ける。

緊急時の連絡手段や避難経路などを地域ごとに話し合うという実践的なもの
だったんだけど途中で時間無くなって最後は結局どうなったのか??

まぁ、俺は選挙前に帰るんからいいんだけどさ。


で、午後は安全対策訓練。ってことで実弾射撃の実演とかカージャック時の
対処法などの説明を受ける。


講師はセキュリティコンサルタント。
見るからにマフィアみたいな人たちがいろいろと説明をしてくれた。

感想は"撃たれたら痛いんだろうなぁ。。"ってかんじです。




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2007-08-30

本日の言葉(Africa)

A precious jewel may be found in a ragged bag.

African proverb


なるほどね。そういうことだったのか。




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2007-08-29

金と名誉

大阪でやってる世界陸上。

ケニア人選手も大活躍してるようでケニアの新聞でも大きく取り上げられてる。

で、金メダルを取ったケニア人にはケニア政府から大金が与えられるとのこと。

ワイナイナが日本人は金メダル取ったらいくらもらえるんだ?と聞いてくる。

そんな話聞いたことなかったので「もらえないんじゃないかな。」って言ったら

「そりゃ良くない。」とか何とか言ってくる。

俺が「スポーツ選手はお金より名誉のために努力してるんだよ」と適当に言った。

「名誉でメシが食えるか!」などと言う。

「そりゃ違う。金はすぐになくなるけど名誉はなくならない。
そして、名誉は金を生むんだ。だから政府がわざわざお金をあげる必要はない。」

「どういうことだ?名誉は金になんかならないぞ。」

「俺が金メダルとって名誉を与えられたとする。で、俺が本とか書いたらバカ売れだよ。めちゃ金が入るよ。」

「そりゃ、名誉の不正利用だ!」

「違うね。名誉があるから人が俺の本を買うんだよ。」

とか何とか話し込む。


「で、ワイナイナは名誉と金ならどっちを選ぶわけ?」

「金だよ。金に決まってるじゃないか!」

「名誉があれば金なんか必要ないよ。」

「いいか、人はすぐ忘れるんだよ。
金メダルとってちやほやされるのは最初の1週間だけ。
1年もすればもうみんな忘れてるさ。でも、金は俺を忘れない。」

「ふ~ん。ところでワイナイナは尊敬してる人とかいるの?」

「いない。神だけだ。」

「何かの目標に対して一生懸命努力してる人を尊敬したりしないの?」

「メダルが取れなかったら全ては無意味だよ。」

などなど話し込む。


話してて思うのは

"名誉"と"Honor"はニュアンスが違うんだろうなってこと。
それと"Respect"と"尊敬"も違うんだろうなってこと。

俺はケニア人にはなれないし、ケニアを完全に理解することはできないんだな。。



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2007-08-25

ザ ウドン ソサイエティ

ある日本人から稲庭うどんをもらった。

みんなでうどんを食べましょか~。

ってことでナクルの日本人とフランス人の友達とUDONの会を開催。

フランス人のキャロは国立公園にアタッチメントとして働いてる学生さん。

こう言うと語弊があるかもしれないけどケニアにいても
そんなにカルチャーショックを受けることはない。

ケニアの文化があまり洗練されていないからなのか、
日本とケニアが違いすぎて比べられないからなのか。

たいていは "なるほどね~" って感じで終わる。

ケニア人も日本の文化についてあまり理解できないのか突っ込んだ
質問も来ない。

"日本はそうなんだぁ" で終わる。


だけどやっぱフランス人と話してるといろいろ感じるのです。



キャロが箸を使って将棋崩しみたいなゲームを始めた。
ルールを聞いているとキャロが

「日本人はいつも箸を使ってるからこのゲーム知ってると思ってた」と言う。

「日本人は箸で遊ぶことはとても礼儀悪いことなんだよ。」と言う。

そう答えながら自分も

「そう言えば箸で遊んで親に怒られてたなぁ」と思い出す。



「日本の酢は何でできてるの?」

「米」

「日本酒は?」

「米」

「何でも米なのね。」

あっ、ホントに米ばっかりだ。。



3ヶ月のケニア滞在を終えて来週フランスに帰るというキャロ。

「淋しいでしょ?」

「なんで?やっと帰れるのよ!とても幸せよ。」

「ケニア嫌いなの?」

「仕事がないのよ。退屈な時間は苦痛なの。」

「日本では残業年間1000時間超だったからその気持ちわからないなぁ。」

「1000時間?日本人は狂ってるわね。」


英語だけのせいではない会話の噛み合わなさ。

ケニア人との会話よりその噛み合わなさを強く感じるのはキャロと俺の相性
なのか日本とフランスの相性なのか?

とにかく、こういう風にいろんな国の人と話すってのはおもしろい。

やっぱ英語。もっと勉強したい。って強く思う。

日本に帰ってまた英語と離れた仕事しちゃったらあっという間に
しゃべれなくなっちゃうんだろうなぁ。。



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2007-08-24

トライバリズムとトラディショナリズム



トライバリズム・Tribalism・部族主義
トラディショナリズム・Traditionalism・伝統主義


ケニアには大小あわせて50近くの部族が存在している。
彼らは話す言語も異なるし、文化や習慣も異なる。

イギリスに引かれた植民地時代の国境をそのまま引きずって
ケニアという国が作られて彼らは突如ケニア人と呼ばれるようになった。

ケニアという国の発展を考えるとトライバリズムは悪い意味で扱われがち。

ケニアのメディアや先進国もこのトライバリズムを強く否定している。

しかし、だ。

「思うんだけど、あと10年もたてば部族語ってなくなっちゃうんじゃない?
学校ではスワヒリ語と英語しか教えないし授業は全部英語で話されてるし、
テレビも英語かスワヒリだもんね。」

「そーだな。俺の子供たちはキクユ語を理解はできるけど話せないからな。」


そしてワイナイナはこう言った。


俺はイギリスやアメリカが憎い。
俺たちから全てを奪っていく。
イギリスやアメリカは何が目的なんだ?

彼らは俺たちから文化やプライドを奪い取った。
でも、マサイを見ろ。
彼らは未だに英語もスワヒリ語も話さずに彼らの文化を守っている。
彼らはイギリスの支配に抵抗したわけだよ。
なのに今マサイは世界中から尊敬されているじゃないか。

イギリスの言うことを守ってやってきた俺たちが世界中からバカにされて
イギリスの言うことを聞かなかった彼らが尊敬される。

俺には理解ができない。彼らは俺たちに何を求めてるんだ?




トライバリズムと言うと野蛮で未開なイメージが植えつけれれている。
でも、それはナショナリズムと同じ考え方で世界中にナショナリストは
いるわけだ。

ナショナリズムの名において戦争や支配が行われるのは良くないけれど
自分の国に誇りを持って伝統を守っていくことはとても大切なことだ。


俺は部族語はさっぱりわからない。
職場や酒場で部族後で話されると俺は一人ぽっちになる。

とても淋しいのだけど彼らに「英語で話してよ」と言ったことはない。

俺も久しぶりに日本人にあったときは思う存分日本語を話したいし、
彼らにとっても部族語ってのは本当に大事なんだと思うから。


確かに共通の言葉を持つというのは素晴らしい。

英語が話せれば世界中の人とコミュニケーションがとれる。
だから俺も必死になって英語の勉強をしてるわけだ。


でも、だ。

コージ。英語なんて必要ないよ。
コージの英語はメチャクチャだけど俺たちは
今こうして心が通じてるじゃないか。
たとえ俺たちも英語が話せなかったとしても俺たちは
ボディランゲージでコミュニケーションできるさ。


アフリカには2000を超える言語があるという。

10年後、100年後にはそのうちどれだけが残っているのだろうか。。


ジョヒ ヘフ フィヨフィヨ

俺の知ってるキクユ語。

(意味:超冷たいビール)


注意)写真はマサイではなくポコット族

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2007-08-23

平日の昼に酒飲んでる

仕事をさぼった。

今までに仕事をさぼったことはほとんどなかったし、
ここ10ヶ月くらいは正当な理由でも仕事を休んだことは数日しかない。

でも今日はサボった。

理由はオフィスの工事でうるさくって仕事にならないから。

仕事している人は仕事してるんだけどあまりにうるさくて俺は
頭がおかしくなりそうでワイナイナに
「もう耐えられない!」って言って帰ろうとした。

でも、帰るのももったいないような気がしてワイナイナとちょっと
遠出してランチを食べに行った。

あまりに天気が良かったので「ビール飲んじゃおうよ!」って言い出したのは俺。

普段俺とワイナイナは酒びたりのケルーニョの悪口ばかり言ってるので
ちょっと気が引けたんだけどワイナイナと二人で

「オフィスがあの状態じゃ仕方ないよな」と言いながら酒を飲んだ。

(ワイナイナは金がないので俺が奢った)

内陸出身のワイナイナは小さいティラピアしか見たことなくてビクトリア湖から
来た巨大なティラピアに大興奮していた。

そして二人でいろんなことを話した。

俺も調子乗ってきわどい話をいろいろと切り出した。

「俺はカレンジンが嫌いだ。彼らは傲慢だ。」

「ケニア人にはありがとうと言えない人が多い。大嫌いだ。」


そんな話につられたのかワイナイナも本音でいろいろと話してくれた。

「キクユが最高なんだよ。」

「うちのオフィスのスタッフの9割が無能だ。」



俺がワイナイナに言った言葉。

「ボランティアの俺にとって"ありがとう"という言葉が給料なんだよ。」

「きっとコージがいなくなったら彼らはようやくコージの意味に気づく。
彼らは政治にスポイルされたんだ。本当にダメな奴らだよ。」

「俺がいなくなっても他の誰かが彼らを助けちゃうんだよ。
本気で援助がなくならない限り彼らはありがとうと言えないと思うよ。」

「そうだな。コージ、ありがとう。」

「そのありがとうは何に対するありがとう?」

「もちろん今日のビールだよ。」


・・・ちょっと違うんだけどね。。

でも、ありがとうワイナイナ。アサンテサーナ。


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Looking for money




ワイナイナが金に困ってる。

いつものことではあるけど、今回は深刻そう。

実はワイナイナの娘の学費が払えなくって俺はお金を貸してあげてる。
で、今日がその支払期限日。

今日が近づくにつれてワイナイナの元気がなくなってきた。

そして今日。

"コージ。もうちょっと待ってもらえる?"

"いいよ。"

"来週には必ず返すからさ。。"


日本円にしたら2万円程度で彼らにしたら小さい金額ではないけれど
俺にしたらたいした金額でもない。
学費に使うんだからあげたっていい。

だけど、けじめだけはつけたいからきちんと返す姿勢だけは見せて欲しいと思ってる。

そんなワイナイナが道を歩いていたら突然ゴミ袋をあさりだした。

"コージ。ケニア人はこういうのにお金を入れて隠したりするんだぜ。"

で、その中にあったもの。


使用済みの生理用ナプキン。


ワイナイナ。。

そんなとこにお金なんかないって。。

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2007-08-22

本日の言葉(スワヒリ)



If your intention is pure, you can walk on the sea.

Swahili proverb




高校時代。

授業が退屈で教室の窓から見える空ばかり見ていた。

空を飛ぶ鳥を見てた。

そんな鳥を見ながらこんなことを考えていた。


俺は本当に空を飛べないのだろうか?

ホントは飛べるんじゃないか?

ただ、飛ぼうとしないだけないんじゃないか?





きっと俺はビルから飛び降りたら死ぬ。

でも、それは死んだように見えるだけで俺は、俺の精神は
大空を自由に飛ぶことができるんじゃないか?


それを信じた人だけが空を飛べるんじゃないか。

そんな高校時代。

で、今の俺。

未だに飛べるんじゃないかって考えてる。





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2007-08-20

最近の仕事の状況



こんな風に仕事ができるなんて全く予想してなかった。

あんな殺風景でやる気のないおっさんやおばちゃんばかりの巨大な組織の中で
毎日腹を抱えながら笑いながら一緒に一歩ずつシステムを構築して行く。

仕事の内容とか効果とかはこの際もうどうでもいい。

彼らの考えてることややろうとしていることが手に取るようにわかる。
だから、この先に起こる問題も予測できるし、どうしたらよいかもわかる。

これをこうしたら、あの人がどういうリアクションをとるかわかる。

あれをそうしたら、これがああなるって言うようなケニアのシステム、
職場のシステムがわかるようになったからあまりストレスはない。

もちろんイライラすることは多いけどそれすら予想した範囲のこと。

計画通りに進まないことが計画されているというのかな。


まぁ、そんなことよりケニア人とくだらない話してるときがホントに楽しい。


気がつくと笑ってばかりいる。

こんなこと日本じゃなかったな。

日本の職場で笑ったことなんてあったかな?

効率という面では日本の数万分の一程度だけれどこういう仕事っていいよね。

日本でも楽しくそして真剣に働ける職場を作り出したいって強く思う。
効率は下げないでだけど。




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2007-08-17

Forget

ケニア人は何でもすぐに忘れてしまう。

聞く気がないから?
やる気がないから?
俺に興味がないから?

そういう訳でもないらしい。

例えばワイナイナは家に電気を引くために毎日いろんなところに駆け回っていた。
ケニアで普通に電気が引かれるのを待っていたら1年はかかる。
だから、あっちこっちに駆け回って根回しとしつこいくらいの催促が必要になる。

ワイナイナの場合1ヶ月くらいあっちこっち行って仕事にならない時期が続いた。
で、とうとう明日書類を一つ提出して電気開通というところまで来た。
ワイナイナも嬉しそうに俺に報告していた。

で、翌日。

何もワイナイナが言ってこないので黙ってたんだけど家路に着く道すがら

「電気今日来るんでしょ?」

って聞いたらワイナイナがこう言った。

「あ!忘れてた。。」

結局彼の家に電気が引かれるのにはそれから2週間ほどかかった。



ホントに曜日とか気にしていない。

「明日ミーティングだ!」

「明日は土曜だよ。」

「あ!ホントだ。。」


日にちももちろん気にしてない。

「今日から8月だね。」

「え!俺の誕生日終わっちゃったの?」

「誕生日って何月?」

「5月。。」


まぁ、こんな感じで生きているわけだから俺との約束や
コンピュータのテクニックなんて覚えてるわけ無い。

だから、全てをマニュアル化してるんだけど

「コージは俺をバカにしてるのか?こんなことまで書く必要ないだろ。」

「いや。絶対に忘れるよ。タスカー2本賭けてもいいね。」

で、翌日。
やっぱり忘れたワイナイナにタスカー奢ってよって言うと

「そんな賭けしたっけ?」

って感じで俺の仕事は進んでいくのです。



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2007-08-16

Public Service Week



今週はケニアの公務員週間。

初めての試みらしく同僚たちも何をしていいのかよくわかっていない様子。
それでもいろいろと準備して迎えた本番。

ナクルの公務員がそれぞれにブースを出して仕事の内容をアピールする。

で、俺の保健局はというと、

どんな食材にどんな栄養が含まれているかの展示をしたり
エイズに感染したらどういうケアが受けられるかとか
マラリア予防のための道具を展示したり。

俺の保健情報室も各種の保健情報のデータをプレゼンテーションした。


最初は "どーせ、誰も見に来ないしスタッフもやる気ないだろう" と思ってた。


だけど、すごい人の数が来ていてしかも保健局のブースは大人気だった。
みんないろいろと興味を持ってくれて質問もすごく受けた。
そんな状況にスタッフたちもモチベートされてとてもよいイベントになった。

栄養のブースで身長と体重が量れて自分の肥満度がわかるというのも功を奏したのかも。モバイルVCTにも行列ができていた。

俺自身は他の仕事があったからあんまり関われなかったけどすごく良いイベントだった。
普段なかなか市民と触れる機会のない公務員。
モチベーションの低い彼らだけどこういう機会でモチベートされるんだと知った。

客がエンジニアを育てるように公務員は市民に育てられるのです。

客の質、市民の意識の向上が国づくりには重要なんだね。


<保健情報のコーナー>


<ニュートリションのコーナー>


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2007-08-15

大金を拾ったら?



それはワイナイナとキプトーンと休憩時間に"日向ぼっこしよう!"
とオフィスの外に出る途中だった。

俺の目の前に4000Ksh相当の現金が転がっていた。

日本円にして7000円ほど。
ワイナイナの給料が20000Kshほどだってことを考えるとかなりの金額だ。

ケニアでお金を拾うなんてこと事体かなり珍しいし、その金額に俺は驚いて

「わぁ!大金が落ちてるよ!」

と声を上げた。

それを拾い上げてどうしていいのか考えてたら近くにいた守衛さんと目が合った。

ワイナイナに「彼にあずけた方がいいよね?」と聞くと

「・・・そうだな。」と生返事。

守衛さんがネコババする可能性もあるけどそこはオフィスのエントランスで
かなりの人通りがあるし、そのときもかなりの人が注目していたからそれが
ベストだと俺は考えた。

お金を守衛さんに預けて3人で日向ぼっこしながらワイナイナとキプトーンが
腑に落ちない顔をしている。

そしてこう言い出した。


「あの守衛はネコババするぞ。」

「半額もらってこよう。」

「あんだけ人が見てたらネコババできないよ。
それに持ち主はすぐ近くにいるはずだよ。」

「コージが声を上げるからだ。。」

「あんな人ごみでネコババできるわけないだろ!」

「俺の演技力を舐めるなよ。どうにでもできるさ。」

「でも、人のお金じゃん。」

「落ちてるお金は拾った人のものだ。」

「それは違う。正直に生きろっての神様も言ってるでしょ?」

「あのお金は神が俺に与えてくれたものだったんだ。」

「なにそれ?もし自分がお金落として誰かが返してくれたら嬉しいじゃん。」

「お金を落としたら運が悪かっただけってこと。それだけさ。」


う~ん。

納得できる部分もあるがやっぱりモラルというものが日本とは違うよね。。

あのお金は結局持ち主が現れたとのこと。
ワイナイナは5秒ほど悔しがってたけどすぐに忘れてしまった様子でした。



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2007-08-10

本日の言葉(アフリカ)


Live patiently in the world
knowing that those who hate
you are more numerous than
those who love you.

African proverb




確かにそうかもしれない。

自分を愛してくれる人ってのは数えるほどしかいないのかもしれないけど、
自分を憎んでる人ってのも生き方次第で抑えることもできるんじゃない?

そんな気持ちを抱きながらワイナイナにこの諺について話してみた。

「その言葉は正しい」

「でも、俺の事を知らない人がどうやって俺を憎むことができるの?
確かに俺のことを愛してる人はそんなに多くはないかもしれないけど
俺のことを憎んでる人ってそんなにいない気がするんだけどなぁ。」




「ヘイ。コージ。
その諺は自分と関係のある世界の話だよ。
そこを歩いているおばちゃんはコージのことを知らない。
あのおばちゃんはコージとは別の世界の人間なんだよ。」

「なるほどね。でも、それならなおさら俺のことを憎んでる人が
俺のことを愛してる人より多いってのは淋しいよ。」

「ヘイヘイ。コージ。
みんな笑顔でコージに挨拶してるけど裏ではコージのことを憎んでるんだよ。
それがアフリカさ。」

「・・・。確かにワイナイナも見えないところで悪口ばかり言ってるもんね。
俺のことも憎んでるのかい?」

「ヘイヘイヘイ。そんなわけないだろ!」

「・・・」


ケニア人はホントに何考えてるかわからない。

すっごい仲良さそうにしていてもその人がいないところで平気で毒づく。

じゃぁ、嫌いなのかな?って思うけどその人の前では本当に楽しそうに笑ってる。

家族とかはさすがに大事にしてると思うのだけど家庭内暴力や身内のレイプも多い。

家族が死んでも平気そうな顔して仕事してる。

でも、彼らが悲しんでないってわけじゃない。


とにかくこの言葉はアフリカ人にとっては(少なくともケニア人には)
シックリ来る言葉なんだと思う。

俺も淋しいけれど辛抱強く生きて行くことが大切だってことはアフリカに来てから感じてる。

ワイナイナ。
俺はお前に憎まれてもいいんだよ。
別の世界の人間に戻ってしまうよりはさ。。



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2007-08-08

100年はかかる

前々からケニアがまともな国となるには時間がかかるって思ってた。

仕事に対する意識や汚職。

仲間同士で足を引っ張り合っていて全体の利益を考えられない。

でも、まともな国ってのが日本やアメリカのことを言うんであれば
独立して50年やそこらじゃ無理だと思ってた。

だけどケニア人は曲りなりともそれを目指して努力しているわけだから
ケニア人にあと50年はかかる!なんて言うのは控えて来ていた。

でもワイナイナとキプトーンとケニアの話をしているうちにこんな話題になった。



(俺)
「しかし、ケニアの大統領候補はみんなおじいちゃんばかりだね。
若い世代に任せた方がいいんじゃないの?」

(ワイナイナ・キプトーン)
「いやいや、若いもんには任せられないね」

(俺)
「でも、年寄りは自分のことばっかり考えてて全然ダメでしょ。」

(ワイナイナ)
「確かに。でも、若いもんも腐ってるぞ。」

(俺)
「そうか。。でも、今の学生とかはそうでもないんじゃない。
ケニアも彼らが政権を握る頃には良くなってるかもね。」

(ワイナイナ)
「いやいや、そんな簡単じゃないぞ。コージ。
俺たちの世代はは確かに毒されている。
俺の子供の世代はまだ毒されていないかもしれない。
でも、彼らは毒された俺たちを見て育つんだ。
じきに彼らも毒されるんだよ。」

(キプトーン)
「いや、俺たちも今から解毒して善人になれるさ!」

(俺)
「そうだよ!」

(ワイナイナ)
「よし。たとえキプトーンが今日から善人になったとしよう。
でも、俺は毒されたままだ。
子供たちはキプトーンは見ずにワイナイナを見て育つ。
だから結局彼らも毒されるのさ。」

(俺)
「・・・そうだね。でも、少しずつならその毒は弱くなるでしょ?」

(ワイナイナ)
「あぁ、ちょっとずつ毒は減っていく。
でも完全になくなるには少なくとも100年はかかるな。」


ケニア人って良くわかってるんだよね。

ヨーロッパにボロクソにされて
世界中の人に無能と言われて
可哀そうという想いで援助されて
結局は援助で先進国に利用されて骨抜きにされる。
しまいにはエイズみたいな病気に襲われて、
どうにもならない自分たち。

そんな自分たちの状況を誰よりもわかってるのは彼らなんだと思う。

それでも明るく生きてる彼らを愛して止まない。



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2007-08-04

動物を数えて感じること。




バードセンサスに引き続き今年も参加しました。
アニマルセンサス。

日の出と共にパークの中を丹念に巡り動物を数えていく。

グランドガゼルのオスが4頭でメスが3頭。
インパラのオスが1頭でメスが25頭。
ワーッソックのオス1頭、メス1頭、子供が2頭。
シロサイのオスが2頭。
エランドが2頭。

などなど。

去年はほとんど動物の名前とかオスメスの違いとかわかんなかったけど
ケニアに20ヶ月も住んでるとわかってくるもんですね。

それにしても野生動物を見るといつも思う。


”何でこいつらが生存してるんだろう?”



植生はサバンナとアカシアくらいなのにびっくりするくらいの
種類の動物が生存していて壮大な食物連鎖を形成している。

別にシマウマとライオンだけだっていいはずなのに、何十種類の草食動物と
肉食動物がいるってのがホントに不思議。

それに加えてキリンの首の長さやシマウマの縞とかも単純に不思議。

普通でいいじゃん!

って突っ込みたくなっちゃう。


もう一つ思うこと。


”人間って弱いなぁ”


彼らは電気も水道も必要としない。
スーパーマーケットはもちろん小さな売店も要らない。

それどころか毛布もベッドも枕も要らない。

シャワーも浴びないし、雨が降っても傘もささない。

歯も磨かないし、ウンコした後のケツも拭かない。

どう見ても美味しそうに見えない草とかトゲのある葉っぱとかを飽きずに食べ続けてる。
肉だって塩もコショウもつけずに生で食べてる。

常に死と隣り合わせなのに幸せそうに昼寝してる。


こういう野生動物と一緒に何万年も生活してきたアフリカ人。

生物として無理のない生き方をしてるような気がする。









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2007-08-03

コンピュータで世界を救うのさ。。 <ニャンコを偲んで>

友人が死んだ。


彼も俺と同じように海外でコンピュータエンジニアとして
ボランティアをしていた。

彼は俺なんかとは違って真のエンジニアだった。

ハードウェアからミドルウェア、ソフトウェア、プログラミングまでの
全てのレイヤーを知り尽くしているエンジニアは日本でも数えるほどしか
いないんじゃないかと思う。

彼は自分で自分をコンピュータオタクだと言っていたけど
いわゆるただのコンピュータオタクではない。

きちんとユーザーのことまで考えられるエンジニア。
経営のことまで考えられるエンジニア。
そして何より情熱を持ったエンジニア。

そんな彼と一緒に受けた研修で俺は彼とペアを組むことになった。
最初に受けたテストの結果が彼がトップで俺がビリだったからだ。

そこで彼の実力を思い知った。
正直言って「ボランティアなんてもったいない」って思った。

彼の実力ならもっとすごいことができるだろうし、
日本にとっても損失だと思った。


コンピュータにうんざりして会社を辞めた俺。

そんな俺がコンピュータを教えにアフリカに行くって言う矛盾を
抱いたまま俺は協力隊に入ろうとしていた。

止めた方が良いんじゃないかってのは直前まで考えてた。

酒の席で俺は彼にこう言ったんだ。

「俺は、コンピュータは人を不幸にするような気がする。
だから、俺は会社を辞めた。
そんな俺がコンピュータを教えに行ってもいいのか。。」


そしたら彼は満面の笑顔でそして自信満々にこう言ったんだ。

「コンピュータが世界を救うんだよ!」



きっと彼の言葉じゃなかったら俺はそのセリフを気にも留めなかったと思う。
彼の笑顔と純粋なあの瞳じゃなかったら。。

俺はコンピュータで世界が救えるのか見てみたくなった。
コンピュータが人を幸せにできるのか知りたくなった。

だから、俺はケニアに来たんだ。
彼のあの言葉に出会ってなかったらケニアに来てなかったかもしれない。
もしくはすぐに日本に帰っていたかもしれない。

全ては結果論だけど、彼との出会いは今思うと俺にとってとても重要で
必然なことだったんだと思う。


そんな彼が任国で交通事故で死んだ。


その知らせを職場で知った俺は泣きそうになってた。

そんな俺を見て同僚が心配して聞いてきた。
俺が友人の死を知らせると同僚は

「今日は仕事しなくてもいいぞ。」

と言ってくれた。

俺は仕事なんかする気がしなかったしその言葉に甘えようと思った。

でも、彼の言葉を思い出していた。

彼のためにできることは何かを考えていた。

俺は彼のようにはなれない。
俺の力ではコンピュータで世界を救うことなんかできない。

惜しい人を失った。
本当に惜しい人を。。

悔しいけれど俺にできることは生きて日本に帰ること。
俺の出来る限りを尽くして彼に日本で報告すること。

"コンピュータが人を幸せにできるのかどうか俺なりの答えを・・・"


だから、俺は涙をぬぐって仕事をしたんだ。
情けないけど俺が彼のためにできることはそれくらいしかないと思うから。


無念だったことだろう。
悔しいだろう。

かける言葉もないよ。。

でも、ホントにあなたに出会えてよかった。

今はそれだけです。

安らかに眠ってください。




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